認知心理学とデザイン

デザインの話

見えていたけど気づかなかった俯瞰世界の価値と意味

最近よく考えていることがあって、自分というロボットがあったら、どんな人工知能のものになるんだう、ということ。よく「自分がもう1人いたら」とかエゴな考え方する人もあるのですが、そういう楽したいとか仕事させたいとかそういうことが発端じゃなく、ど...
認知心理学とデザイン

安全に故障できるデザイン

工廠施設内の開発室にぽつんと置かれていた、赤いボタンユニット。風情があったので、思わず写真に撮ってしまった。人はなぜ、こんなにも赤いボタンに心を奪われるのだろう。
認知心理学とデザイン

サイダーなるブランドデザインの約束

ふと急になんでもないことに気が付いてしまって、無性に解決したくてイライラすることあると思うのですが。つい先ほど、『レモン味とか果実の味は分かるけどサイダー味の“サイダー”って結局何の味だよ?! サイダーっていう食い物の成分も分からないよ!」...
認知心理学とデザイン

交通誘導のデザイン

週末に車で移動している際、いつもはなんでもない通りで大渋滞。理由は、とある民家で前の道路までショベルカーがはみ出て作業をしていたからなのですが、その直前で誘導している交通誘導員(警備員)っぽい人たちが要領が少し悪かったっぽい。旗や手信号や誘...
認知心理学とデザイン

意図した行動をさせるデザイン

日経を読んでて、病院で感染予防に玄関先での手の消毒を推奨するために設置したイタリア・ローマの観光名所「真実の口」に模した消毒器を置くことで、0% 近かったアルコール消毒ジェルの使用率が 20% 以上に跳ね上がった、という記事に感心してしまい...
デザインの話

私とあなたの境目、エコメトリクス

デザイン技法にはいろいろあると思うのですが、この間の大物の設備を前に誰かが言っていた言葉。「両手を広げた長さは、だいたい身長と一緒くらい」ものづくりをやる人なら環境の測定方法を自分なりにいろいろ感覚として持っていると思うのですが、スケール感...
デザインの話

あなたはそのボタンを押すべきだと知っている

この画像は、何という文字に見えるでしょうか。アルファベットの「B」だという人もいれば、数字の「13」だという人もいます。認知心理学では、書き崩した文字、通称「Broken-B」を使った Jerome Seymour Bruner 達による有...
デザインの話

剥がせそうなシールのデザイン

PCのパームレストに貼ってあるこのシール、剥がすか貼ったままにしておくか意見が分かれるところだと思うのですが…。このシールのデザインは、ドッグイヤー状になっていてぺらっと剥がせそうなアフォーダンスを感じます。これ良いデザインだなぁ。
認知心理学とデザイン

子供向け時計「Octopus」がありそうでなさそうなアイデア仕様

kickstarter で公開されている子供用の時計が良いな、と思いました。「Octopus」というスマートウォッチのプロジェクトなのですが、良いと思うのは見た目や性能などでは無く、子供に最適化されたデザイン。僕も幼少期に時計の見方を習った...
デザインの話

トイレに行っトイレでも探さないトイレれないデザイン

トイレのピクトグラムって、グラフィックとしての意味を考えると不思議じゃありませんか?棒立ちの男と、女。このグラフィックだけからでは、何の意味も伝わってきません。このシンボルマークがある扉を「トイレ」と認識できるのは、よく訓練された我々人間全...