認知心理学とデザイン

デザインの話

おにぎりで考えるデザイン、ときどき猫

おにぎり。 お米を手のひらで加圧成形しただけのライスボール。 日本では古くから食べられて、保存性・携行性に優れているためお弁当としても親しまれています。 家庭や母親のイメージと重ねて記憶している人も多いと思います。 そんな庶民的で身近な食事...
デザインの話

よく訓練されたデザイナーがメールに書く、7つの秘密

商業デザインや工業デザインが結果を求めるものであるならば。 過程がそもそもの前提にあるデザインという仕事の本質が、デスマーチを生むのだとも思う。 経験と未経験の違いの差は、俗に言う「引き出し」で。 未経験に近い人が、どこかで見たビジュアルを...
デザインの話

デザインド・リアリティ

デザインと心理学を結ぶキーワード、「アイデンティティ」。 自己同一性という言葉で表されるもので、Wikipedia では「自分は何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持される概念」という言葉で定義されています。 難しくいっています...
デザインの話

アフォーダンスとシグニファイア

書いたつもりになって終わってしまっていたノーマンによるアフォーダンス事件の、その後。 ノーマンは著書 "Living with Complexity" を出版(2010年10月)。 自らも誤用を認めた「アフォーダンス」とギブソンの提唱した真...
デザインの話

Activity-Centered Design

今年1年のデザイントレンドを考えると、アレだったりアレだったりするのですが(自分が制作する際に使いづらいので自主規制)、話題になったものといえば、ドナルド・ノーマンが今年に入ってすぐに書いたコラム「Don Norman: Does Cult...
認知心理学とデザイン

踊る阿呆とアフォーダンス

自分を否定されるってどんな感じ? 僕が「尊敬する人」と聞かれて名前をあげるのは、アメリカの知覚心理学者ジェームズ・ギブソン(James Jerome Gibson)、そして同じくアメリカの認知心理学者ドナルド・ノーマン(Donald Art...
認知心理学とデザイン

人生をわかったつもりになる物語

1974年に行われたスーリンとドゥーリング(Sulin & Dooling)の実験があります。 Sulin, R. & Dooling, D. (1974). Intrusion of a thematic idea in retentio...
認知心理学とデザイン

わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝

WEBサイトの重要性。言うまでもなく、如何にして利用者に目的を遂げてもらうかということです。 制作者側観点で言えば、「ターゲットに対し、設定したゴールにどう導くか」という問題ですね。 現代ではいろんな手法も語りつくされ、マーケティング論など...
認知心理学とデザイン

感性工学

アメリカでは「ヒューマンファクター(Human Factors)」、ヨーロッパでは「エルゴノミクス(Ergonomics)」と呼ばれる人間工学。 言わずと知れた道具を使いこなすために人間が使いやすい、可能な限り自然な動きや状態で使えるように...
認知心理学とデザイン

宣言的知識、手続き的知識

あるページを見ていた時に「どこにどんな情報があるか分からない」あるいは「操作方法が分からない」という状況になったことはないでしょうか。 これは、分からない人が悪いというヒューマンエラーでは無く、作った人間(デザイナー)が情報を整理できていな...