天井ワイヤレススピーカー SC-LT205 レビュー/照明器具に設置する音響機器


パナソニックから発売されているワイヤレススピーカーシステム SC-LT205 を寝室の天井にセットしたので、その感想まとめ。
写真は、自分の部屋の照明に設置したものです。照明と天井の間に白い機械が見えますが、これが本体になります。この角度で見るとカッコイイな!
ちなみに、この LED 照明器具は住宅メーカーのオリジナル商品みたいで 品番が存在しないようですが、明るさが 10%~100% まで調光できる他、電球色と昼光色の調色ができる上にリモコン付という、デフォルト照明器具にしてはなかなかの製品です。
最近は楕円形のシーリングライトが流行のようですが、あのアールが何故か気持ち悪いと感じているので、円盤型なのをわざわざ付けてます。
このシーリングライトと、住宅に最初から付いている配線器具の間に、この製品をガチャンとはめ込めば、電力がそこから供給されてワイヤレススピーカーになるという商品です。


ワイヤレススピーカーシステム SC-LT200/SC-LT205|ミニコンポ/スピーカーシステム|Panasonic(メーカー公式)
http://panasonic.jp/compo/lt200/
音楽プレーヤーとは、Bluetooth で繋げます。
僕は、手持ちの iPad mini と繋げました。
もちろん、ペアリングさえしてしまえば、複数の機器を登録することが可能です。
この商品の特徴といえば、やっぱり手軽に天井にスピーカーを設置できるというところ。しかも配線いらず。
スピーカーという大きなものを部屋に設置する必要がなかったり、配線を気にする必要が無かったり。
こんなに手間がかからず、カフェのように天井から音楽を流せるなんて、夢のような体験です。
お気に入りの音楽が、頭上のどこからか降り注ぐかのように流れてくるような。
音楽に包まれるような、音楽と一体になるような感覚。

そんな素敵な生活をしてみたいと思いませんか?
やばい、お洒落すぎです!

下から撮影。シーリングライトがコンパクトなものなので、微かに本体の赤い LED が光っているのが見えてますね。
実際には、全然見えないので気にならないです。

ウチは3階の階段上がった先に寝室がある設計なので、ドア開けっぱなしだと正面に見えますが・・・。
さて、気になる音質ですが・・・。
スピーカー前面にビニールテープでも貼ってあるかと疑うような音質です。
正直、いくらなんでも、もうちょっと音質良いだろうと思ってましたが、現実は斜め下でした。
いや、でも Panasonic だし、松下電器様だし・・・。
iTune に入れた時の音楽ファイルの質が悪かったのか?
それとも Bluetooth で飛ばすからこの程度の質になるのか?
iPad、いや Apple の策略、いやアメリカの仕業か!
畜生、アメリカめ!
というくらいひどいです。
でもアメリカのせいなら仕方ないですよね。
僕は最初から音質にこだわってこのスピーカーを選んだわけではないので許容範囲でした。
リモコンには音質モードを変更する4つのボタン「フラット」「ヘビー」「ソフト」「クリア」が付いていて、これで音域の特性を変更することができます。わりと劇的に変わるので、部屋の広さとか壁の反響音とか実際の環境から判断してお気に入りの音域特性にするのもいいかもですね。

音の聞こえ方

「音が降り注ぐ」という表現より、「どこかから音が聞こえる」という表現がしっくりきます。
シーリングライトの裏側に隠されていることもあり、音源が特定しづらく、BGM として楽しいです。環境音楽に向いてると思います。
ソファでくつろぎながら、適度な音量で BGM を流す、というシチュエーションがベストだと思います。

スピーカーの振動

皆無でした。全くビリビリしません。
音波をお互いに打ち消しあうようにスピーカーが配置されていたり、本体と天井の間に振動を吸収するクッションがあったりで、設計がいいみたい。
なので、音楽を聞いているのとは別の部屋に音が伝わるとか、そういうのはないです。

ワイヤレス接続の簡単さ

カーナビにスマホを接続することをやったことある程度の知識があれば、簡単。

照明を消灯しても音楽を聴くことができるか?

これは可能でした。
寝る際に、部屋の電気だけ消して、スピーカーだけ鳴らすということが可能です。
・・・と書いててふと気づいたけど、状況によっては可能、というのが正しいっぽい。
僕の部屋のシーリングライトは、前述したような調光・調色機能が付いており、リモコンで操作できます。
つまり、部屋の壁にあるスイッチを ON にして通電させておきながら、リモコンで照明を OFF にすることが可能なわけです。
つまり条件として、リモコン付きのシーリングライトなら照明を消しつつ音楽を鳴らすことが可能ということですね。
でも壁スイッチだけのシーリングライトでも、常夜灯にするなどでいくらでも対応可能ですね。

メーカー品番にある LT200 と LT205 の違い

両方とも全く同じ製品で機能も一緒なのですが、付属品だけ違います。
 LT200 : NFC タグが付いている
 LT205 : ワイヤレス送信機が付いている
LT200 がノーマル品で、LT205 にはワイヤレス送信機が付いてくる代わりに NFC が付いてない、という認識で大丈夫です。

ワイヤレス送信機について

テレビなどの機器のヘッドホン端子または AUDIO 端子から、音を飛ばすことができるトランスミッターです。
Bluetooth に対応していない音楽プレーヤーを持っている場合は、これが必要になります。これが LT200 と LT205 のどちらかを買うかの判断基準になりますね。

梱包から設置

↓こんな箱に入れられて輸送されてきます。

大きさのわりに、軽いです。
女性でも軽々と持ち上げて動かすことができます。この機械、中身スカスカなのかな。

こんな感じにリモコンとかアダプターとかも入っています。
設置の方法を説明したマニュアルも入っていますが、建築照明に関する知識がない人だとなんのことだかさっぱり分からないと思います。
一応、イラストで図解されているので、見比べながら作業すれば平気。
天井に初めから付いているシーリングライトを外す。
接続器具を確認すると、丸型引掛シーリングボディでした。
説明書を見ると、特にアダプターやアタッチメントも必要なく、そのまま重量を支えられるようなので、そのままガチャとはめこんで終了。本体は非常に軽いので、一人の作業でも楽々でした。女性でもいけると思います。

感想まとめ

4つのスピーカーから360度に広がる音楽体験、という体験は非常に価値があると思います。
僕は普段 BGM をかけようがかけないでも気にならないどっちでもいい派ですが、これがあると楽しくて常時かけっぱなしにしています。
ガンガン鳴らすのではなく、音量をしぼり、かすかに遠くから聞こえるような感じにするスタイルですね。
リビングが吹き抜けなので、テレビのスピーカーとリンクさせられないのが残念ですが、映像に関連する音もこれにしたら面白いかな、というのも試してみたいところ。
デザイナーズハウス

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