ちょっとした物を置くテーブルにも、
ちょっとした椅子にも、
展開すれば梯子にもなる。
実家から持ってきた、この物体が滅茶苦茶便利。
高さが絶妙なのと、何者にもなれない良い意味でのアフォーダンスの欠如が、生活を彩るデザインになっているのだと思う。
PCラック前でちょっとした時に腰を下ろしたり、ラックの上の方に手が届かなかったりした時に梯子に変形させていたりしてる。
実家にちょこんと置いてあった時は「なんかダサいなぁ」と思っていたのだけど、こうして使ってみると手放せなくなってきた。
なんていうか、道具が自分にしっくり合ってくる感じ?
自分のお尻の形が、椅子としてのこいつに合わせて変形してるんじゃないかと思うくらい。
全て木材で組まれ、少しのガタつきもない堅牢な造り。
昔ながらの風合いの鈍く光るようなニス。
プロダクト的にはニスを塗るのが分かるけど、これニスを塗らなかった方が、デザイン的には良かったんじゃないのかなぁ。
使いこまれて少し変色したり傷が付いたりするのが、また親近感がわきそう。
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