アイリーン・グレイがデザインした代表作、サイドテーブル「E-1027」。
ウチには今のところソファもベッドも無いので、サイドテーブルを置く「サイド」が無く、ポツンと部屋の中に置かれている状態。
ベッドサイドが適切だと思うのだけど、当初はバルセロナチェアの横に置いておこうかな、ということも思っていたり。しかし件のバルセロナチェアが犬小屋化してしまっているので、出番がないわけですね。
このサイドテーブルは、自分の別荘を設計した時に、それに合う家具としてデザインされたもの。「E-1027」は別名「ロクブリュンヌの別荘」という自邸のある所在地らしいですね。ニューヨーク近代美術館の永久コレクションに入っているのですが、構造上値段が安いこともあって、ミッドセンチュリーの愛好家たちの入門アイテムのような感じにもなっています。
ガラスのチェスセットの仮置き場になってしまっていますが・・・。
ガラスとクロームの質感にシンプルなライン。それに加えて機能美となれば、建築の巨匠ル・コルビュジエが唸るのも納得のデザインです。
面白いのは、アイリーン・グレイって、自分の家ぐらいしか作品が残っていないのですよね。
デザイナーとしての才能が認められるのは、好き勝手作れる自分の作品ではなく、求められるものに対しての解答であるはずなのに、彼女は自分の好きなものしか作っていないのです。不思議。
彼女に関して語られる記録や文献も少なく、資料さえも見つけにくいのですが。
40歳を超えたあたりから家具のデザインが評価されはじめ、建築物の中に絨毯や照明といったものを配置して完成させる「インテリア」という概念を作った始祖のような人のようです。
また、僕は知らなかったのですが、若かりし時に日本人工芸家・菅原精造に従事していたんですね。日本とそんな関わりがあったなんて。こういう繋がりって、なんだか嬉しくなりますね。
■アイリーン・グレイ – Wikipedia
さて、このアイリーン・グレイのサイドテーブル「E-1027」。
コップを置く際にガラス面にカツンカツン音がするので、少し気を使います。
それ以外は、テーブル面と足場の間にある空間を使った配置ができ、ベッドやソファに引き寄せて使う上にバランスも良いので使い勝手がいいです。
造形も女性的な繊細さがあり、シンプルな美しさがありますね。
値段も1万円程度なので、部屋に気軽に置いて楽しむことができていいですね!
ちなみに梱包ですが、こんな感じ。
ガラスを守るためなのか木箱の中に収まっているので、家に持ち込んだ時にはこの木箱を前に途方にくれました。
なんていうか、なんだろう? えーと・・・。
そう、どこぞの青銅聖闘士(セイント)が纏う聖衣(クロス)とかが入ってそうですよね!
開けられない・・・。
小宇宙(コスモ)に目覚めなくては駄目なのか・・・。
開けられるのは木枠以外の段ボール部分だけ。
木枠が頑丈に組まれ、でっかいホットキスみたいなので固定されてる。
これ、家庭にある道具じゃ分解するの無理じゃね?
・・・。
・・・・・・。
強引にいった~~!!
っていうか、この最後に残った木枠はどうやって捨てたらいいんだろう?
ちなみに、テーブルのパーツは分解されtこんな感じに箱の中に入っていました(引っ張り出しました)。
組み立ては 30 分もかからずできました。女性でも安心。
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