固定電話機を購入しました。
といっても、ウチはイマドキの現代人らしく固定電話の回線を契約していないので、無用の長物ともいえます。
しかし、この電話機の使い勝手が良いのです。
この電話機、市場でもかなりレアな機能があります。
それが、スマホ連携。
スマホ連携なんて機能は珍しくもないと思われる人が多いと思いますが、たぶん想像している機能の真逆のものです。
普通の機種は、自宅を留守にしている時でも固定電話かかってきたのを手持ちのスマホに転送してくれるというものなのですが・・・。
この機種は、スマホにかかってきた電話を自宅内の電話機(&子機)で取れるようにするというものです。
コンセプトが真逆なんですよね。
購入前にいろいろ調べたのですが、この機能は現状、SHARP の 「インテリアホン」という商品名の 「JD-BC1C」という機種しかありません。「インテリアホン」という商品名のシリーズで販売されている最新機種にも、この機能は存在しません。何故存在しないのか、需要が無いのかよく分からないのですが、オンリーワン(に近い)の機能です。
この機能がなんで便利で僕に必要なのかというと。
僕は忘れっぽいので、スマホ(携帯電話)を鞄の中に入れたままにしているのですよ。出してテーブルの上に置いてしまうと朝に鞄の中に入れるのを忘れてしまうので…。
つまり、鞄の中にスマホをしまったまま、電話に出ることができるのです!
しかもウチは3階建てで、電話が鳴ると他の階からダッシュで向かわないといけなことが多いのですが、子機を各部屋に置いておくことで迅速に電話に出ることができます。これで彼女からの電話に出るのが遅れて後でネチネチ言われたりとかなくなりますね!
自宅では常に充電器に繋げておいて、子機のほうで通話するようにすれば、バッテリー対策にもなります。
通話は連続 10時間のようです。
また、普段は会社でサイレントモードにしている人も多いと思うのですが、サイレントモードにしっぱなしでもOK。
スマホのベル音を小さくしていても、こちらの電話機が大きな音で鳴ってくれるので、かかってきた電話を逃しにくいです。便利!
スマホの画面を顔の脂で汚すこともないので綺麗なままだし、使い勝手も良いですね。
■インテリアホン JD-BC1CL/CW(メーカー公式)
http://www.sharp.co.jp/in-phone/products/jdbc1_overview.html
商品名がシリーズでひとまとめにしてあるので型番で判断するしかないのですが、
・JD-BC1CW ・・・ 子機が2台
・JD-BC1CL ・・・ 子機が1台
この型番の後に「-A」と「-W」「-T」というコードが付くのですが、これがカラー展開になります。
JD-BC1CW で例にあげると、
・JD-BC1CW-A ・・・ ターコイズブルー
・JD-BC1CW-W ・・・ バニラホワイト
・JD-BC1CW-T ・・・ ダークブラウン
という構成になっています。
ちなみに、最後のダークブラウン色は、新色として最近追加されたブラックに近い色です。
「子機」というのはいわゆる受話器の部分で、「子機が1台」というのは受話器の部分が1つという意味です。「JD-BC1CW」ではじめて子機がもう1台ついてきて、2台になります。
子機は 4台 までしか繋げられないという仕様のため、最終的に部屋の中における子機は4部屋までという計算になりますね。
リビング+寝室+仕事部屋+ゲストルーム、という設置の仕方で余裕です。内線も互いの子機で使えますので、部屋同士の連絡の取り方もばっちりですね。
ちなみに「子機」は、どのメーカーも異常に高い値段設定にしてくるのですが、この電話機に使える子機も、同じ機種がもう2台買える(笑)値段設定になっています。
メーカーに直接確認したのですが、同じ子機2台タイプを購入して「子機2台×子機2台」という購入の仕方をしても、非公式ですが無理やり接続する方法があるということでした。こっちのほうが安くすみますね。1台の充電器が親機タイプになってしまうけど。
僕の購入した JD-BC1CW-W という型番は、カラーがホワイトで子機が2台ついてくるもの。
家電はホワイト系にしている人にはこっちがいいですし、ダークブラウンは黒系で落ち着いていてイマドキです。汚れも目立たななさそうですね。
子機は、かなり小さくて軽いです。
ガラケーを一回り小さくした感じ。軽いので長電話も楽々です。
商品写真を見る限り、安っぽいプラスチックを想像していたのですが、実物はアクリル化粧板の付いた、わりと高級感のあるものでした。
前面フラットに角がラウンドしたアクリル板があり、綺麗です。
塗装は少しパールの入ったようなホワイト。
このキーボタンなのですが、最近の電話は着信があるとキーの部分のイルミネーションランプが光るものが多いのですが。
この子機は、ボタンは光らない仕様になっています。ここだけ残念。
でもその機能があったら重くなってるかもしれないし小型化もできにかもしれないし、機能的だと思えば許容範囲。
着信時は、液晶部分がオレンジに光ります。
全カラー展開で、この液晶部分は全てオレンジで光るみたいですね。
「電話帳」のボタンがありますが、電話帳はスマホに記録されているものが親機に転送されていて、それを使います。
いちいち入力する必要が無いので、かなり便利。
かかってきた電話にも、液晶部分にちゃんと名前が出るので、スマホを小型にしたもの、もしくはスマホの子機といった使い勝手になっています。
親機(子機を置く土台)の方は、時計と温度計が付いています。上部に切り替えボタンが付いていて、表示方法を選べます。
温度計の方は機体下部にセンサーアンテナが付いており、それを引っぱりだして測定使用。時計機能は電波時計では無いので自分で時計合わせをする必要があります。
この液晶は柔らかく光るので、昼間でも見やすく、夜間は眩しくなく良い感じです。
JD-BC1CW には子機がもう1台あるので、充電器が付いてきます。
こちらは立てるタイプ。
ちなみに、この充電器から子機を取り上げると電話に出ることができるクイック通話にも対応しています。
使ってみた感想ですが。
ウチは3階建てですが、1階の奥から3階の奥までだと、さすがにアンテナの状態が1本だけになります。
それ以外は非常にクリアな音声で、購入して大満足。
音質は良いですが、通話音量は少し小さ目です。また、一度話し相手から「声がエコーしているかんじになっている」と言われたこともあります。
パッケージは白物家電と同じく商品説明の書かれていない簡易版。
きっちりと梱包されています。
小さなマニュアル冊子と、グレーの電話コードが入っています。
充電池と蓋は、子機本体から外された状態で梱包されていました。
充電池は小さいですね。
SHARP という大手メーカーなので、将来、劣化した電池も買い替えることができます。
Amazon でも購入できるようです。
充電池は、赤色と黒色の位置が合うように繋げるだけ。
これでセット完了。あとは充電するだけです。
購入時に比較したモデル
最終的に SHARP のこの機種を選んだわけですが、比較検討した同機能を持つ電話機を掲載します
↓旧型(1つ前のモデル)。値段が高いのは、フォトフレーム機能があるからです。
↓既に電話機事業から撤退している UNIDEN から発売されていた機種は、同じ機能があります。
こちらは、キーボタンが着信で光ります。
しかし残念なのことに電話帳の転送機能が無く、自分でひとつひとつ電話番号を登録する必要があります。
↓UNIDEN の最終モデルは固定電話の形状でボタンが押しやすい。しかし既に生産終了しているので市場に出回っている在庫で終了です。子機を増設する時や充電池の買い替えに不安がありますね。
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