一眼レフ用3軸スタビライザーシステム「Ronin-S」を入手。
撮影をしない人にはスタビライザーと言っても何のことやら分からないと思うのですが、移動しながらなどの撮影時に映像がブレないようにカメラを安定させるためのシステムです。
この Ronin-S はドローンメーカーとして業界で有名な DJI がリリースした製品で、空中での立体機動でもブレないドローンのジンバル機構技術を応用することで安定した動画を撮影できるようにしています。
ドローンの技術だと聞くとなるほどと思ってしまいますね。
どのシチュエーションで使うの? という疑問も分かるのですが、テレビ局のカメラなども少なからずスタビライザーの技術が用いられています。映画など滑らかに画角が移動しているシーンとか、大体それです。クレーンなどの場合もあるけど。クレーンが大型なため、小型・携帯可能で便利にしたものがドローン撮影であったります。
ケース付き。ウレタンのような不思議な材質のケースに梱包されています。
Ronin-S には「標準キット」と「エッセンシャルキット」の種類が販売されていて、同梱物が微妙に違います。エッセンシャルキットはいわゆる廉価版で、一眼レスを操作するデジタルアームとその部品がセットから除かれ、付属の延長ハンドルが金属からプラスチックに変更されてコストダウンしたものです。
今回、なんとかセットという名前で売られていた格安のものを購入したのですが、エッセンシャルキットでした。まぁそんな気はしてたけど。ちなみに再度購入店を見に行ったら「エッセンシャルセット」に名前が直されてた。なんだかな。
ケースのにはロックするための鍵が付いていて、作りが良いです。
マニュアルは日本語になっているのですが、読んでも内容全く分かりません。
図解もされているのですが、その図ですら意味不明。
そんな馬鹿なと思う人は、実際見てみればいいんじゃないですか。
内容物。右上の隙間には標準キットで付属するアームが入るのだと思います。
本体は2つに分離されています。ジンバル機構部分と、たぶんバッテリーになってるグリップ部分。説明ないからよくわかんない。
一眼レフを固定する部分は、いろいろ動くようになっています。目盛りもあって便利。
カメラを固定する際にバランスをとるように各部を細かく動かすので、独特の物理的なバランスセンスが必要です。
フィルムの巻かれたこのグリップ部分が、たぶんバッテリーの入っているもの。
あと、なんでこんなパッケージ状態の写真をいっぱい撮っているのかというと、再度収納できる自信がないからです。
自立させた状態。
グリップに足す、オプションパーツの延長ハンドルグリップは、展開することで三脚になります。意外に安定感あります。
この三脚スタンドが入手できると思えば、Ronin-s を購入する理由にもなりますね。接続部分の規格も他のカメラと共通なので、他のカメラにももちろん使えます。
グリップにある、このジョイスティックを親指でぐりぐり動かすことで操作します。
最初、これ使わないんじゃないかと思っていたのですが、カメラを持つ腕を固定させ、このジョイスティックでカメラのアングルを変更することでスムーズに滑らかな動画撮影ができます。
赤い丸のボタンは当然撮影ボタンなのですが、エッセンシャルキットではパーツが足りないので動作しません。オプションパーツにリモコンが用意されています。ただ、相当面倒そうなので、ハンドカメラではなく敢えて一眼レフカメラで動画撮影したいんだというニッチな人用だと思います。
バッテリーはこの部分で確認できます。
電源を入れるには、このバッテリーを ON にして、さらにグリップに接続されたジンバル機構を ON にするというややこしい入れ方をします。
撮影してみたかんじ。
手ブレなど確かになくなり、動画が安定します。
SONY のハンディカム型ビデオカメラも所持しているのですが、丁度搭載された手ブレ防止機構のような感じ。そう思うとデジタルだけで手ブレを防止している SONY の技術もすごいように思えてきますね。
手ブレ防止機能の付いたビデオカメラを持っている人は、あまり必要のないものかもしれないのですが、一眼レフだけで動画も撮影したいとか、そんな人向きですね。
ちなみに手ブレ防止機能の付いたビデオカメラと、この Ronin-s を接続して使ってみたのですが、動画にあんまり違いは出なかったです。
ビデオカメラはそれだけ高性能になっているというもとですね。
■DJI Ronin-S – 大胆に動きまわれ – DJI(公式)
https://www.dji.com/jp/ronin-s
コメント