自宅内の大切なデータを自動バックアップ。HDL2-AA4/E レビュー


先週の Amazon プライムデーで安い安いという釣り文句に何か買おうと思ったものの、特に欲しいものがなかったので、なんとなく NAS を購入してしまいました。
Buffalo 製の外付け HDD が1年持たずに壊れてしまっていたので、なんとなく違うメーカーのものを探していたところ、この NAS の 4TB モデル だけがタイムセールに該当していたので、選ぶ余裕もなかったわけですが。
定価のちょうど半額、市場最安値より5千円安かったので、損はないなと思い購入。後で考えたら NAS である必要はなかったかも。



Buffalo 製が横になって立っているのに対し、IOデータは 縦に立っているイメージ。設置場所は省スペースで済みますが、安定性は・・・いや横に立ってても倒れ方は一緒だからあんま変わらないですね。重心は上手に下方になっており、安定感はあります。
あと外装のヘアライン加工が綺麗で高級感ありますね。
ファイルサーバの場合、ラックに押し込まれてその後は目に付くことも無いのがほとんどですが、一般住宅でリビングの AV コーナーにぽんと置いてあっても違和感ないです。

上部の蓋は簡単に開けられるようになっていて、HDD の換装が容易です。女子でも力を入れずに簡単にできます。僕が購入したのは2ドライブモデルなので、2つの HDD が収納されています。
蓋は簡単に開くのですが、背面にコインロックもあってガチガチに固定することもできます。

使用されていた HDD は、WD の Blue でした。これは地味にかなりポイント高いですね。
大切なデータを保管したいから NAS を購入するわけで、その媒体が安心と信頼の Western Digital ならばっちりです。
専門的に言うと、Red の方が高価で24時間365日稼働向きの性能なため、安定重視のファイルサーバでは Red の方を使用するのですが、2ドライブでの RAID 構成の場合は既に冗長化されていることになるので、Blue を普通に使うことができます。壊れないように使うというより、壊れかけたら交換していくスタイルですね。
なお、この HDL-AA シリーズはタイムスケジュール機能があり、仕事に出かけている間や就寝時間はアクセスが無いのでスリープさせて駆動機構を保護するという機能があります。そのため通常のデスクトップPCのような起動の仕方になるため、Blue の仕様とも合っています。
各色の違いについては、下記の記事を参照。
■「用途で選ぶHDD」5色のWDシリーズを全解説、「色分けのルーツ」も聞いてみた|インプレス
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/wdhdd/1019693.html

下部の黒透明なアクリル部分は LED で光りそうな雰囲気なのですが、光らないです。旧モデルは光るのですが残念。

前面には USB2.0 の端子があります。ちょっと使い道分からないですが、カードリーダーを差し込んで写真画像を取り込んだり?

背面には USB3.0 と 2.0 の端子があり、HDD の増設にも対応しています。
唯一の物理ボタンである電源スイッチもここで、長押しで ON・OFFします。

ちなみに同梱物はこんな感じで、薄型 LAN ケーブル、電源ケーブルが入っています。マニュアルも入っているのですが、正直よく分からない。ネットワークの知識がある人は、専用アプリを入れなくても普通にブラウザからセットアップできます。

管理画面の UI は非常に素人くさくて、いかにもシステムの人がそのまま作ってデザイナーが介入していないという感じです。どこに何があるのかよく分からないです。ただ一回設定してしまえばあまり目にすることもないので重要視はしないです。
1点、ファームウェアはバージョンアップしていたので書き換える必要があります。自動更新ではなく、公式サイトからダウンロードしてきて手動で選択するタイプです。そのため自宅に PC が無くてスマホだけの人とかは、やり方に工夫がいるかと思います。
機能面では充分なくらいあり、ユーザーの権限や細かい設定もできるため業務用にも使えそうです。ActiveDirectory との連携もあるので、ビジネス面でも安価に導入できるファイルサーバとして需要がありそうですね。
UI デザインはともかく、設定がちゃんと反映されると本体からビープ音が聞こえたり、エラーで鳴ったりと親切設計はちゃんとあります。

ウチの場合はファンや駆動音が生活の邪魔にならないように隔離されたラックに設置するので、あまり気にするところではないですが・・・。
また、機能の拡充性もあり、FTPサーバやメディアサーバ機能などはアドオンパッケージでインストールするというパッケージ管理機能もあり、セキュリティでも考えられています。メディアサーバ機能などはネットワーク内に表示されてしまって存在がバレバレになってしまうため切りたい人も多いと思うのですが、パッケージごと消去できるというのは魅力です。これにスケジュール機能を組み合わせて在宅時間外はアクセスできないようにしておくことで、データの持ち出しなどを防ぐという意味でも安心です。Wake On LAN 機能もあります。
普段は別の NAS が起動しており頻繁な読み書きにはそちらを利用して、1週間の1日だけ今回の NAS を起動して、1週間分のバックアップをした後にオフになる、という運用でデータ保守していこうかと考えています。
これでデータの保護に関してちょっと安心になりました。

■HDL2-AA/Eシリーズ(公式サイト)
https://www.iodata.jp/product/nas/personal/hdl2-aae/

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