料理のアートと科学


いま一番欲しい本は「Modernist Cuisine: The Art and Science of Cooking」という洋書。
■公式サイト(英語)
http://modernistcuisine.com/books/modernist-cuisine/
料理を分解して高精度で撮影した写真集なのですが、写真が美しいだけでなく、どういう理由で料理が美味しくなるかを科学的に言及した本でもあるのです。
リッチでクリーミーなオムレツ。カリカリッとしたフライドポテト。
温度、水分、時間に分量。料理を科学的に紐解き、立体的に捉え、料理のプロセスからもその「解答」を得ようというものです。
 



「現代の料理」というアートの写真集でもあり、偉人・先駆者たちが残したレシピから生まれた新しい料理という壮大な歴史書でもあり、また科学と数学の本でもある。
なんだか非常に哲学的で、そしてコンセプトがありますね。
この本の企画を仕掛けたのは、1999年までマイクロソフトのCEO(最高経営責任者)だった ネイサン・ミアボルドだそうです。
そんな人がなんで急に料理に関わっているのか謎で背景を考えると胸アツなのですが、それにしても非常にアイデアがありデザインされたプロダクツです。
ソーシャルサービスにおいてはベストコンテンツといえる「グルメ」にも、いろんな切り口があるんだなぁと、改めて考えた次第。
Modernist Cuisine: The Art and Science of Cooking
5万円か・・・。

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