(C) BDS駒場祭企画2013
「マシュマロチャレンジ」をご存じでしょうか?
20本のスパゲッティの乾麺+90cmのテープ(+90cmの紐)。
この3種の道具を使って「塔」を作り、一番上にマシュマロを乗せて、高さを競うというものです。
マシュマロとスパゲッティで、どうやって「塔」を作るの? という疑問がわくと思うのですが、それが正しい感想です。
そしてその疑問をどう実行するか、というのが大事なゲームなのです。
クリエイティブ系の教育ではなく、チームビルディングの素養を見るのに使われることも多いみたいですね。
4人一組でチームを作らせ、この問題解決にどう立ち向かうかでリーダーシップやクリエイティブに関しての役割分担などを見るようです。ゼロからモノを造るのが苦手な人は、他人に丸投げするしかないので、そこも見るポイントになります。
■駒場祭企画:マシュマロチャレンジ2013
http://marshmallowchallenge-bds2013.com/
「参加した!」のリンクから、実際の「塔」の様子などが確認できます。
上記のプロジェクトは、Good Design Award も受賞しています。
東大の授業では珍しいフィールドワーク型の授業になっているようですね。
■教育連携事業 [東京大学×博報堂 ブランドデザインスタジオ] | 受賞対象一覧 | Good Design Award
http://www.g-mark.org/award/describe/40581
キャッチコピーは「正解の無い問いに、共に挑む」。
なかなかしびれるコピーですね。
マシュマロチャレンジでいえば、数学的な発想が必要ながら、数学のように答えは1つじゃないという、面白い概念で構成されています。
「自分はアイデアマンだ」と自負している人は多いと思いますが、突飛な発想をすることは簡単でも実用的なアイデアにすることは難しいということに気づかせてくれます。
また机上の空論で終わらせるのではなくて、実際にやってみる実行力や、失敗をおそれないチャレンジ精神も必要ですね。
まぁ、マシュマロチャレンジをやったことのない僕が語るのもなんですが。
このマシュマロチャレンジは、「二足歩行できるロボット」を考えることにも共通する考え方だと思います。
どうやったら無理のない自重の分散の仕方ができて、より安定した固定方法があるのか。
自分ならこういう形にすれば力学的に安定して高い塔を創れるかなぁ、と夢を馳せるのも楽しいです。
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