情報に、触れる。ヒトと世界のインターフェース、触覚デザイン。


ビジュアルなどの視覚ではなく、「触覚」を通じた関係性を作るをテーマにした活動を行っている団体が、「HAPTIC DESIGN AWARD」の受賞作品を発表しました。
ユーザーインターフェース分野が学問として体系化されて学ばれている昨今、見る・聞くといった五感の中で触れるというセンシングに特化したものが確立されてこなかった理由は、嗅覚・匂いと同じでそもそも対象に正解といえる数字や根拠がないからだと思いはしますが、これだけ人間科学が発達してくれば相対的に体系化はできそうな気はします。
最終的には「形」を探る指先も、触れたものの素材感(布が柔らかく温かい、プラスチックは硬くて冷たい)という情報もインターフェースとしてどう利用していくかというのは、今後バーチャルな技術が進化していくと思われる現代に新たな風を吹かすものだとは思います。
インターネットの発達は、「自分」という範疇の境目をぼやけさせ、現実も仮想も情報の境界線や所在がよく分からなくなってきました。


リアル、が確かにそこにあり、
現在、がいまここだというのなら。
その現実を感じるためのインターフェースは今後どうなっていくのでしょう。
ただ「ハプティック・デザイン」という言葉には違和感を感じる。
なんだろう、工業デザインにすでに含まれていて、それを分離しても最終的に製品にもどってくるようなイメージ?
■HAPTIC DESIGN AWARD結果発表 | HAPTIC DESIGN
http://hapticdesign.org/award/
正直あまり興味を持ったものはなかったのだけど、それぞれのコメントは面白いですね。

コメント

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