展示会用の 3Dホログラムを浮かび上がらせる機械を動画撮影してみました。
コンテンツは発表前なので出せないのですが、起動ロゴの部分だけ。
立体映像に見せる仕組みは簡単で、ブレードと呼ばれるプロペラ状の板にLEDが埋め込まれており、高速回転した際に位置に適した画像をLEDが発光することにより、残像で空中に映像があるように見えるというものです。
仕組みは単純なのですが、よく思いついたなぁという感じ。
ここ最近、いろんな催事やマーケティングの場で見かけるようになった 3Dディスプレイですが、従来とは大きく変えた部分といえば、その携帯性。大型のモニタやスクリーンの設置がなくても細いブレードの付いた回転軸を持ち歩けばいいわけなのでフットワークの軽いディスプレイが可能です。
また、一般的な液晶モニタと違って、明るいところでも映像がはっきりと見えるという LED ならではの特性もあるので、場所と運搬距離という2面を変革させたデザインといっても過言ではないですね。
この動画のリンク:https://youtu.be/yrByXF-vkxE
これは格安の中国製「GIWOX」というメーカーの 3Dディスプレイになるのですが、小型のものなら1万円台で購入できるという驚きのコスパ。まぁ構造は簡単なので。
国内では、「Phantom」というブランドのものが有名というかオンリーワンになっており、こちらは機能がたくさんあり映像の再現性も高いです。
値段から中国企業の方が後出しのようなイメージがあるのですが、僕が過去の説明会で聞いた時はドイツの開発企業?とかから権利を買ったといっていたような? ちょっと記憶が曖昧ですが、いまいち本家・オリジナルの部分が謎です。
とにかく、スクリーンではなく空中にビジュアルを映し出すというアイデアが面白いので、複数台を購入して店舗先にディスプレイとして並べるのも楽しそう。コストも安くプロジェクションマッピングとの相性も良いので、今後はショーなどでプロジェクションマッピング&3Dホログラムというコンテンツの見せ方が主流になるのかなと思います。デザイン業務の人たちは、このあたりの技術を習得しておいた方がいいですね。
また、2D画像ではなく3Dモデルの方が立体的に見えるため、3Dモデリングのマーケットも熱くなるはず。
いまビジネスを加速させる「儲かる」スキルやデザイン手法が見えてきましたね。
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