Linux があれば Windows server って必要なの? そう思っていた時期が私にもありました。
実際には資産管理やパスワード一元管理など、社内ネットワーク構築時に Windows server の方が都合が良いことも多いみたいですね。コンテンツを作るだけならクリエイティブとは無関係なネットワーク知識ですが、お給料面や社内の立場などなど考えていくと、習得しておいたほうが良さげです。
大手、もしくは一定以上の従業員を持つ企業なら既にネットワークが機能しているかと思います。
僕の場合、スクリプトを動かしたり作ったインタラクティブコンテンツを公開用するのには CUI での Linux の方がやりやすかったです。そのため Windows の知識は皆無というか、どちらかというとワークステーションとしての認識しかありませんでした。
今回、社内データベースと連動連携したコンテンツを作成してみたいと考え、Windows server にも手を出してみました。UI がごちゃごちゃして初見は難しいですが、GUI で操作できるのでハードルをこえてしまえば楽そうです。
まずは社内ネットワークに影響を与えないところで練習用にサーバを構築してみるのが第一歩です。
とりあえずこれができれば、機能追加のやり方が分かったことになる。
Windows server の構築自体は、Unix/Linux の経験がある人なら楽勝です。
コマンドで設定していかないのでパネルのどこを触ればいいか手探りでいくのですが、専門用語さえ理解していれば意外に簡単。
まずは一番初歩、Windows server 内で制作するコンテンツのデータファイルをバックアップする仕組みを構築します。
ちなみに一番簡単なのは、エクスプローラが使えるのでコピペで保管しておくというものですね。
でもそれだと面倒なので、自動でバックアップしていきます。
初めての Windows server で制作中にデータを壊してしまうのが嫌なので、制作途中(勤務時間内)で数回バックアップをとるように設定していきます。
まずは、初期状態ではインストールされていない「Windows server バックアップ」を追加します。
ローカルサーバ内の「ツール」メニューから「Windows server バックアップ」を起動します。
「ローカルバックアップ」→「バックアップスケジュール」
初回だと起動に結構待たされる。
ウィザード形式なので、基本一方通行。質問に答えていくだけで設定できる。
構成のところでバックアップしたいデータファイルのパスを選択。バックアップする時間帯を選択(ここで複数の時間を設定する。10時、12時、2時、4時・・・など)。作成先に NAS などのネットワークフォルダを指定しておくことで、サーバが物理的に壊れた時にも無事なようにする。
バックアップデータは、元ファイルそのままではなく圧縮されたイメージファイルになるので、「バックアップの復元」からしか戻せない。復元はカレンダー形式の日付から選べたりするなど GUI の恩恵はたっぷり得られる。
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