「城下(じょうか)田はら」に行ってきました!
場所は、街中から少し北、浜松城の方向に進んだ路地にあります。間口が北側にあるので、駅側から歩いていくと見つけにくいかも。
お店を知った経緯は、友人のそのまた友人がお気に入りのお店とかで「雰囲気があって和食の美味しい店」と言ってたからです。なんでも常連さんに連れてってもらって、以降ファンなんだって。
まさに隠れ家的な雰囲気。こういうお店、落ち着いて良いですね。
人通りが少ない路地なので、喧騒から離れて静かな時間を過ごせます。
客層は「大人」な紳士淑女が多そうなのですが、この日は若い男女4人組が結婚のお祝いだか何かで大きな声で喋ってて、結構鬱陶しかった。なぜにこの店をチョイスした。店主さんが言うには、普段は他のお客さんと被ることも少ないそうです。
駐車場は無いので、近くのコインパーキングに停めます。僕は「もろ川」の通りを挟んだ向かい側にある「日管尾張町パーク」という屋根付きの駐車場に停めました。食事して帰ったら 500円くらいだった気がする。
店内はけっこう狭めで、カウンター6席に、テーブルが4席。個室という概念が無いので、要望があれば貸し切りにしてくれるそうです。少ない人数で切り盛りするので、少人数推奨。
店主さんが接客含めて対応してくれます。物腰が柔らかく、素敵な方。板前割烹スタイルですが、奥に立派な厨房があるみたい。
店主さんの経歴も聞いたけど、派手さはないけどいろんな形態の店で地道に努力してきた人なんだなと感じた。
綺麗に掃除された店内、棚に並べられた繊細なお皿、整頓されている厨房。仕事ぶりを見ればどんなお店なのか一目瞭然。
友人はもちろんお酒ですが、僕はペリエ。
ペリエはどうでもよくて、気になるのはその下のカウンターテーブル。このカウンター、石なんですよ。
浜松城にちなんで、石垣のイメージで作っているんですって。
お洒落ですね。
料理を進めていきます。まずは先付。
屋根がのってて可愛い。全体的に写真映えする飾り付けがされているので、楽しいです。
メニューにはアラカルトは無く、コースしかないです。コース以外の料理が欲しい場合は前日までに伝える必要があるとのことでした。コースは2種類あって、僕は高い方の1万円のコースにしました。
パカっと屋根を外すと、こんな感じ。カラフルで彩も綺麗ですね。
野菜やウニの下に豆腐があり、ジュレが添えられています。
この豆腐が美味しかったので聞いてみたら、「峰岡豆腐(みねおかどうふ)」って言うらしい。胡麻豆腐の類かと思ったら、牛乳で作られているんですね。あまり食べたことなかったので俄然、峰岡豆腐に興味が湧いてきました。これいろいろ食べてみたいな。
お次は煮物椀。中に入ってる茶色い板状のものは「板わらび」といってワラビの根の澱粉を乾燥させたものだそうです。キラキラツルツルしていて透明感があり、美しい。これも珍しくてあまり食べたことない。いろいろ食の発見がありますね!
出汁の旨味とやさしい白身魚、浮かんだ柚子の花の香りを堪能。美味しい。
お刺身の造り。トロとか海老とか。
右下の3つの丸いボールは、ワサビと大根。店主さんいわく、刺身に大根が付いてるのがビジュアル的にあまり綺麗じゃないなと考えていて、こうしてボール状にすることを思いついたそうです。可愛くて素敵。遊び心もあって面白い。
八寸。ちょっとづついろんな料理を楽しめるのが八寸の醍醐味。
手元に集めた。ちまきあるの面白い。
おぬたの白味噌、美味しかった。
焼き物で、サイコロステーキ。
地元の峯野牛かなと思ったら、黒毛和牛を使いたかったので鹿児島の和牛だそうです。
希少部位らしいのですが、パサつかないまでも脂は少なくでも噛めばジューシーで、トロトロに美味しい。
添えられたじゃがいもはインカのめざめだったけど、これ激甘で美味しくてもっと食べたかった。
〆のご飯。甘鯛と筍を炊き込んだものとのこと。
素朴な中にパンチもあり、かなり美味しい。鍋のぶんを食べ切る人は少ないそうなんだけど、僕は全然食べ切った。なんならもっとおかわりできるぐらい。
最後にデザート。コーヒーか紅茶を選べます。僕はコーヒー。ちなみにこの日、僕は新製品コーヒーのレビューの仕事をしてたのでガバガバにコーヒーを飲んだ後。
フルーツにはほろ甘いジュレが添えられていて甘さを引き立てれてる。
柏餅が付くのは、今現在が5月だからですね。季節に合わせて変えているそうです。
季節感もありゆっくりできるので、僕には理想的な店。
また新しく、浜松のなかで常連になりたいお店を見つけてしまった。
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