最近、仲間内でよく聞く言葉、「エスノグラフィー」。
■エスノグラフィー とは – 知っておきたいIT経営用語:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20100204/344197/
エスノグラフィーとは
文化人類学、社会学におけるフィールドワークから社会や集団を調査する手法、さらにその調査書。近年、消費者を理解するために活用することが増えている。
アップル製品なんかを手掛けて一気に脚光を浴びたデザインコンサルタント会社「IDEO」が考え方を採用しているという点でいろいろ知られてきた言葉な気がしています。IDEO の考え方としては「イノベーション」という言葉の方が圧倒的に有名ですけど。
■ IDEO – Wikipedia(日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/IDEO
そういえば、IDEO ってかなり昔から日本支社もあったそうなんですけど、あっさりと引き払ったらしいですね。10年前の話っぽいですけど。日本人の考え方とは水が合わなかったかもしれないのですが、なんか哀しい。
IDEO の事が書かれた本は過去に何冊か買ったのですが、その社内での自由と人格の幼稚さに驚きました。
勝手に壁に穴を開けたりとか、バカンスに行って帰ってきたら机が改造されてたとか。
僕はあんまり仕事中に馬鹿をやる人とか、単純に自由というか好き勝手を求める人は好きではないのですが、でも IDEO の社員の「怒られるのをおそれずに実行できる」というのは「強さ」を感じます。
エスノグラフィーなんですけど、IT時代の顧客データベースから戦略的・統計的に購買行動の推論を図る、という、ちょっと都会的でカッコイイ考え方ではなくて。
実際に店まで行って、実際に買ってる人を見て「気付く」、というようなアナログで泥臭い人間観察するような考え方ですね。データじゃなく、客先で客にヒアリングしろ、みたいな。書いてて、「一昔前のやり方」と馬鹿にされる感じもしますけど・・・。
足で稼げ、そして力いっぱい考えろ。
栄養ドリンク必須な、
もう本当に疲れちゃう世の中ですね。
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