インターフェースとはコンテンツのこと


今、作っているサイトが、作ってて楽しい。
これだけの情報量が本来の意味でのデザインもなく、何にも手つかずで残っているという宝の山状態。
情報アーキテクチャし放題だぜぇ、うへへ。
とヨダレがでるぐらい楽しい。
「スマホファースト」が実践されてしばらく立つけど、手間と時間を経て、ようやく自分のものとなったと実感しています。
ソースレベルにおいても、僕の考える文書構造という設計式において「検索エンジンとの相性」も考えると、スマホファーストという考え方は理に適っているな、と。
人間、チャレンジと成長は大事ですね。というか、早く誰かが僕を楽にさせてほしい。
そんなスマホファーストでの制作を実践した結果、気を付けなくてはいけない UX 設計についての覚え書き。

そもそもの原則の見直し

エゴや思い込み、他人の作ったものをパクるという人には絶対に得られない、「自分でやることで得られるもの」。
世間で言われる SEO 対策と言われるルールのほとんどは「他人から聞いたこと、ネットで読んだことが伝わって広まっている」ということを意外に知らない人が多い。サイト運営やってきた人からしてみれば全く効果が無いものが多いです。
最近のコンピューターの技術は日進月歩で向上し、以前から共通するものは少ないです。
試行錯誤することで、結果の出せるデザインや失敗するデザインを把握できます。

タッチデバイスを的確にデザインする

昔の作りというか、PC版先行で制作している人には実感できていないであろう、無駄なレイアウト。
最近は紙媒体の経験がある人の方が嬉しいなぁ、と思ってます。
今でも WEB デザイナーは「自分にとって都合の良いデザインにしたいがために」無駄な要素を多く入れて、ただのレイアウトをしているように見えるのだけど、よりコンパクトにしてコミュニケーションデザインを意識したのが欲しい。
UX においては、訪問者の目的を完遂させるための、施作が必要。

コンテンツが大事

最近すごく意識するのは、インターフェースとはコンテンツのこと、という言葉。
装飾を排除したデザインで素早いコンテンツへのアクセスができるようにするのは、一番大事。
直接操作できる要素は画面の中のすべて。

時間を無駄にさせない

モバイル環境を意識して、簡潔にはじまり、簡潔に終わる。
わずかな時間の画面表示で目的が完了するようにする。

アイデアを単純にする

これがすごく難しくて、難解。考えることはいくらでもできるのだけど、実行するのが難しい。
複雑さを良い方向に簡潔にすることでブレイクスルーする。

スマホの画面デザインをなめない

スマホ版の画面は、PC版画面の簡易版ではないです!

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