ヘルメットのデザイン

製造部門で使うヘルメットの更新。ヘルメットって賞味期限みたいに使用に期限があるんですね。知らなかった。
写真でも確認できるのですが、このヘルメットは帽子でいう「つば」部分が透明になっています。
僕は被ったらことがないので実感がないのですが、ヘルメットが身体の一部の感覚になるには慣れが必要で、頭の高さが分からずによく頭をぶつけるそうです。そのため上部が確認できるように透明なデザインになっているとのことです。
これも実際に利用者の声をよく聞かないとできないデザインですね。
作り手の発想だと「よく頭をぶつけるんですよ」と聞いたら「じゃぁヘルメットの高さをなるべく低く設計しますね」ぐらいで終わってしまうことが多いので、なぜ頭をぶつけるのかの問題解決能力が必要なのだと思います。
ひどい作り手だと「気をつけてくださいね（笑）」で会話が終わ理ますからね。

ちなみにこの透明な部分、男子の感覚だと「カッコイイ！」なのですが、
女子の感覚だと「特に何も。むしろダサい」のだそうです。
流行していた女子の透明素材のカバンも男子にはプール道具にしか見えないくらい不評なのですが、男子女子で結構デザインの受け取り方が違うものですね。
ディレクション時に、誰にデザインを担当させるかも重要な要因と言えます。