壊れた HDD は笑わない


出張用に持ってきた外付けポータブル ハードディスクが、壊れました。
物理的にではなく、HDDが認識されないというエラーなので、現在ファイルのサルベージ中。
修復に結構時間がかかるので、ノートPCの USB コネクタにずっとぶら下がったまま。
どこへ行くのにも、ぶらぶらと繋がったままの、マスコット的存在となっています。


ちなみに HDD の修復なのですが、下記のソフトを使いました。
■データ復旧ソフトウェアのダウンロード|オントラックデータリカバリー
https://www.ontrack-japan.com/software/easyrecovery/
業務上の死活問題なので、必死にいろいろなソフトを使って試してみたのですが、最終的にコレを選択。
決め手は、「修復するファイルの構造(位置関係)をツリー形式で表示してくれた」です。
エクスプローラーのような見た目で、救い出したいファイルと、そのファイルが格納されているフォルダの関係を、以前のまま表示するという UI は非常に使いやすかったです(そして、元に戻せないファイルをはっきりと『正直に』色違いで表示しているところも評価)
大体この手のソフトは、まず救い出せるファイルの一覧を表示し、その後その中からどのファイルを実行するのか選択、というパターンなのですが。
この手の見せ方は作り手発想だと思う。
つまり『修復できないファイルを表示しない』は効率的で目的にそっているように思えるけど、僕には都合の悪いことを隠す不親切設計のように感じます。
HDD が壊れた僕が求めるのは「破損してないファイルを救い出したい」ではなく、「元の状態に戻したい」だけなのです。
元に戻せないファイルがあるのなら、それを教えてほしいと思う。
ニーズというか、本質的な利用者の心理は、そんな感じなんじゃないでしょうか。
そうすると、画面設計も機能も変わるでしょ?
UI 作る人は、一回、「社外の素人っぽい人に」「何の事前情報も与えないで」触らせることをお勧めします。
(感想や意見ではなく、目視で自分で「気づき」を得る)
ノマドしている人には、もし万が一、盗難や紛失してしまった場合のことを考えて、クラウドの概念でのデータの出し入れの仕方を考えておいたほうがいいですね。
今回、僕は、インターネット回線の切り替えが間に合わずに、回線がつながらないので自宅のクラウド環境の電源を落としてきてしまったので、バックアップから遠隔でデータが取り出せずに、かなり困りました。帰るタイミングで良かった・・・。
事前に未来の問題を想定し対策していくことは「デザイン=設計」では非常に大切な部分。
ちなみに、この外付けポータブル HDD ですが、バッファローの「HD-PXTU2」という商品みたい。
移動するのに使うため、データ紛失に気を使って「耐衝撃」「パスワード認証」という特徴を持ったものです。
■バッファローツールズ対応 耐衝撃/セキュリティー機能搭載 USB2.0用 ポータブルHDD : HD-PXTU2シリーズ | BUFFALO バッファロー
http://buffalo.jp/product/hdd/portable/hd-pxtu2/

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