デザインは、まず「コンセプト」ありきです。
言葉にしたコンセプトをイメージに変換するために、スケッチを描きます。
どんな人が使い、どのような時に利用すのか。
コンセプトを比較検討するため、敢えてビジュアル要素を入れないものを作り、イメージが固定されないようにします。
こうしてできたイメージスケッチができてコンセプトが固まったら、次はレイアウトや表現の部分を作ります。これはアイデアスケッチといって、ナビゲーションや印象、サイトの長所などを盛り込んだものです。この時には様々な冒険的なアイデアも試し、最終的な仕上がりの部分を模索します。
この頃には、机の上に落書きの描かれた裏紙が乱雑に積み上がっていきます。
そんなもの捨ててしまえ! と言う人もいると思いますが、苦労して作り出したイメージというものは息子娘同然、なかなかどうして捨てづらいものです。
・・・というような話を後輩にしたら、
「なんでパソコン上で描かないんですか? そのままデザイン案として使えるのに。プークスクス」
(誇張アリ)
・・・と言われた。
確かにそうなんだけど。
ていうか、手を動かして描かないと感覚つかめないんだよ!
昔はな、原寸大とかで描かされてたとかいう時代もあるんだぞ!
工業系の、車のデザイナーとか大変なんだぞ! 1/1の模型とか作らされるそうだぞ! 飛行機とかなったら、そりゃあもう!
画面向かってると、ピクセル相手だから何だか触り心地みたいなのが分からないんだよ。
素材感みたいなものは出したいね。
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