フォントの代表格といえば、誰もが名前をあげる「Helvetica(ヘルベチカ)」。
■ヘルベチカ – Wikipedia
1950年代、スイスのバーゼルやチューリッヒで空前のタイポグラフィブームが起きた時に、見出しや広告に向く普遍的なものとして、1957年、マックス・ミーディンガー (Max Miedinger) とエドアルド・ホフマン(Eduard Hoffmann)を中心にデザインされました。
正確にはノイエ・ハーチス・グロテスク(Neue Haas Grotesk)という名前で制作され、 その名の通りハース鋳造所の手組み用活字としてのものだたのですが、後ほど権利を購入した別企業が発売したときに名称変更されました。
ヘルベチカとはラテン語の「スイス」の意味があります。昔のフォントは制作者の出身地などでそのまま名前を付けられていました。macの「Osaka」などもそうですね。
よく Helvatica を持っているか聞かれることが多いのですが、mac に普通に入っています。
また、Windows に入っている「Arial(アリアル)」はヘルベチカの模倣品と言われています。
アリアルの方は、微妙に細部のバランスが悪いです。
mac専用フォントなの? とか windows版は無いの? とも、よく聞かれるのですが、普通にあります。
というか、Win版 Adobe Illustrator の古いバージョンには、普通にオマケでCDの中に入ってました。
なお、Micorsoft がArial を発表したことに対し、俺たちの Helvetica をパクられた!汚された! と主張する熱狂的なファンもいて、以下のようなサイトも作っています。
■Helvetica vs. Arial
ヘルベチカを操作して、アリアルをやっつけるゲームです。
アルファベットの勝ち抜き戦。
ヘルベチカが何故そんなに人気が出たのか?というと、当時の歴史というか風潮があると思います。
普遍的で国家や宗教に依存しない無機質なサンセリフ体であるヘルベチカは、当時のインターナショナルな
グラフィックデザイナーが待ち望んだものでした。
特徴を持たないので、どんなレイアウトや構成にも合い、見出し文字として非常に使い勝手が良いです。
ちなみに僕は、野暮ったくて、現代の風潮に合っていると思えないのであまり使っていません・・・。
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