フィジカルコンピューティングで地域活性化


いま自分の中で激熱な「フィジカルコンピューティング」。

「フィジカル・コンピューティング」とはニューヨーク大学から始まった教育プログラム,研究指針です。
既存のパーソナル・コンピュータのグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(ウインドウ,マウス,アイコンなど)を超えて,私たちの生活環境によりそった身体的なコンピュータのあり方を模索する研究の動向を言い表しています。
フィジカルコンピューティング(Physical Computing)はエレクトロニクスを使ってデザイナーやアーティストのために新しい素材を生み出します。
そのためにはセンサとアクチュエータを通じて人間と意思疎通する物体(インタラクティブオブジェクト)をデザインすることが必要です。マイクロコントローラ(マイコン)の中で動作するソフトウェアがその物体をコントロールすることになるでしょう。マイコンは1つのチップに集約された小さなコンピュータです。


実際に九州の小倉北区「魚町商店街」にて、『魚町商店街「無線ネットワーク等を活用した中心市街地活性化実証実験」の実施について』の題目にて、地域活性化に使われた事績もあるらしい。
そこでは、なんと「空席情報」の情報発信も行われたそうだというから、驚き。
仕組みは簡単で、加速度センサーを搭載した「情報サイコロ」なるものを各店舗に用意。
サイコロのそれぞれの6面には、情報発信する内容であるメッセージが書かれている。
たとえばパン屋が、「いま焼きあがりました」の面を上にする。
すると情報サイコロは、現在どの面が上になっているかを加速度センサーによって判断。その情報をサーバーに無線で送信する。
「空席あります」や「いまからタイムセールやります」などの情報も、情報サイコロを転がすだけで簡単に店舗から情報発信できてしまいます。これだと確かに複雑なスイッチを必要とせずに情報発信できるほど簡潔化されてる。
パソコンや携帯電話を使わないで、こんな形で実現してしまうなんて、アイデアと人間の智慧というのは凄いですね。
(参考リンク)
■本格的プロジェクト|国立大学法人 九州工業大学 情報工学部|飯塚キャンパス
http://www.iizuka.kyutech.ac.jp/faculty/physicalcomputing/pc_project/
■SunSPOTWorld – Home -(英語)
# 実際に使用されたセンサーデバイス
http://www.sunspotworld.com/
Sun SPOT – Wikipedia
各種センサーが最初からプリセットされ上に無線機能まで搭載したネットワークセンサーデバイスとのこと
http://ja.wikipedia.org/wiki/Sun_SPOT
■魚町商店街「無線ネットワーク等を活用した中心市街地活性化実証実験」の実施について
#内容詳細
http://www.kokura-townnavi.com/usrbbs/dtl.phtml?id=1910
■同じ実証実験で実施された「宝さがしゲーム」
http://www.iizuka.kyutech.ac.jp/kit/wp-content/uploads/2010/03/pc_proj_flyer_big.jpg

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