最近、家の Macbook が壊れてしまったので、自宅では iPad を使っているのですが、見やすいサイトと見にくいサイトがあって、なかなかどうして、使っているうちに色々と勉強になります。
そんな感じで、世の中の使いずらいサイトの中でイライラと調べ物をしていた際に、とある論文に書かれたサイトに出会い、思わず読みふけってしまった。
『人間はなぜ四角いデザインをするのか』
デザインというものは新しいものの発見のように見えて、実は普遍的な価値観の発見。
人間の身体には「四角」はなく、全て有機的な円と丸い線でできている。
四角は非常に不安定で、自然の中で具現する可能性が少ない。
にもかかわらず、人間は世界を四角くし、四角いプロダクトを量産している。
画面やPCやテーブルが丸いのはもちろん、部屋もビルや区画整理まで四角い形。
最初にデザインのし易さを考えたら、どう考えても身体の複製である丸いもののはず。
なのにどうして四角だったのだろう、というお話。
確かに、自分で何かを作り出そうとすると、四角するのが楽。
たぶん「完全な」円や球体にするよりも、「完全な」四角い線を作ったほうが、より「完全に近くなる」からだということだと思う。これは僕の勝手な推論。
コンパスよりも定規の方が、便利で多様性があり持ち運びや保管も楽。
真実はそんなところではないのだろうか。
不安定な四角を世界とする、人間という丸い生き物。
製品を量産することを前提とした場合、四角は多少の誤差も享受できる可能性を持っていて、精度がそこまで必要ないかもしれない。コストパーマンスを追求した最善策であり、簡潔な幾何学的。
手を伸ばしたらその辺にあった、時代の答え。
そんな気もしている。
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