最近のWEBでは、「コンテンツ」を重視するものが多くなってきていますね。
検索結果上位に表示されるため、検索エンジン最適化するためという理由が強いようですが・・・。
仕事上、「検索結果で上位に表示できるようにしてもらいたい」という依頼を受けることが数年前までは多かったです。(最近はあんまりないです)
事業主さんの気持ちはとても良く分かるのですが。
小手先のテクニックで上位表示させるようなこともできるので、SEO業者なんかが得意な分野だと思います。
しかし僕は、WEBに携わる者としては、そのような依頼はやんわりと断ってました。
やっぱり自分が検索した時に上位表示してほしいのは、自分にとっての有益な情報があるページ。
中身の無いページが無理に上位に表示されたものではなく、やっぱり中身のあるページを見たいです。
なので、テクニックで上位を狙うのではなく、もっと内容を詳しく書くなどして、コンテンツを充実させましょうという提案をしていました。
ネットの広い海にゴミやノイズをばら撒くのではなく、みんなが利用者が有意義に使える情報の海であってほしいと、そんな風に思ったものです。
ただ、企業からしてみたらコンテンツであっても、利用者からみてみたらノイズだったということもあるので、注意が必要。
企業側のブランドイメージやコンセプト設計も、利用者側には価値観の押しつけとなることもあります。
以下は、有名なムービー「The Break Up」
ムービーのリンク:http://youtu.be/D3qltEtl7H8
胸に大きく「ADVERTISER(広告主)」、「CONSUMER(消費者)」と書かれた男女の会話を企業側と消費者側の関係に見立てて、面白おかしく紹介している映像です。
別れ話を切り出す女(消費者)に、男(広告主)が「なにをそんなに怒ってるんだ? クーポンが欲しいのか?」とか、噛みあわない会話がシュールで面白いです。
インターネットが普及しきったことで、時代は変わってきました。
・ステマなどによる広告の価値感の減少
・ソーシャルメディアによる価値観の共有化の加速
WEB をとりまく環境が変わっても、良いコンテンツという指標は変わらない。
コンテンツの意味を自分自身でよく考えて、もう一度再定義しておきたいです。
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