彷徨えるタブレット不等式


最近はタブレットの UI ラブの状態をキープしようと思っているのですが、絶賛片思い状態です。
ブログ画面は、記事本文という横一列テキスト行がメインのため、どちらかというと本の装飾のようなコミュニケーションデザインが主となるのですが、これに情報デザインの概念を入れていくというのが相変わらず難しいです。
考えに考え抜いて出した答えが、最初に思いついた構成だったりすると、森の中を彷徨い歩く感覚にも陥ります。
きれいに作るのは非常に簡単なのだけど、デザインは難しい。
そのような言葉も実感してきます。
そんな時にタイムリーなことに、IMJ が下記のような調査結果を公表してくれました。

1. 7インチタブレットユーザーの最大34%はスマートフォンサイトを支持
2. PCサイトを好む理由は「画像が見やすかったから」が約7割
3. 7インチユーザーの70%以上は縦持ちでWebサイトを閲覧する
4. タブレットユーザーが読みやすいと感じるフォントサイズは16px
5. 9~10インチのタブレットユーザーは、縦持ち、横持ちに関係なく拡大しないで文章を読む
6. 7インチタブレットユーザーはタップミスと拡大してタップする割合が多い
7. タブレットユーザーに最適なボタンサイズは縦横32px以上


■タブレット端末でのサイトユーザビリティ調査?画面サイズの違いによるタップのしやすさ、読みやすさを検証?|株式会社アイ・エム・ジェイ
http://www.imjp.co.jp/press/release/20130515_000959.html
サイズ感がわかんない人に説明すると、
9インチ = iPad
7インチ = iPad mini
みたいな認識で大丈夫です。
資料によると、いろいろ見えてきます。
タブレットは、PC? スマホ? という問題では、PCページの方を好む人が多い。
これはPC版の方が情報が多そうで1画面に入る量が多そうだからと想像できるけど。
つまり、操作性より情報量を重視している。
でも7インチからスマホサイトの方を利用しているパーセンテージが跳ね上がるため、リンクが押せないほど小さいPC画面では役不足。
この調査結果から、タブレット専用画面の構成以上に、今後のPCサイトの作り方の指標も見えてくる。
現代のWEBクリエイターは、過去の各ブラウザに対応させる作業の大変さを経験したことがないと思う。
Netscape に対応させるためにテーブルタグの各セルの背景ひとつひとつに透過GIFを指定する地味な作業とか知らないでしょ?
ブラウザ戦争時代から、タブレット戦争時代へ。
どのタブレットにフォーカスするのかも考えつつ、いろいろ考えることができる今の時代が楽しかったりする。

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