湿布薬で分かる経済学とデザイン


高校の時の部活で得た知識。湿布は治療をする薬ではなく、単なる痛みどめ!(どーん)
身体のどこかが痛い。
痛いんだけど、どこが痛いのかよく分からない。
たぶん首か背骨か肩のどこか。そんな感じ。
仮住まいなので、自分が用意した寝具じゃないせいか、寝違えたか何かだと思うんだけど。
とにかく、気持ち悪いというか支障がでるので買ってきた。ドラッグストア便利。
血行を良くした方がいい気がするのでわざわざ温感の方を探して買ってきた。
で、商品の棚を前にしていつも思うんだけど。
各メーカーは、なんで同じような商品を出してくるんだろう・・・。購入者を迷わせるだけでは?
同じような商品を出してシェアを奪い合うとか、気持ちが全くわからん。


確かに競争があった方が、良い商品が出てきて市場に品質は保たれそうだけど。
購入側の気持ちとしては、だからどう違うのか説明してくれ、とも思う。
僕は学生時代デパートでバイトをしていた時があって、普通同じ場所にずっといるんだけど、僕はいろんな売り場を回らせてもらってたんですけど(たぶん女性用下着売場以外は全部やった)。
一番売りにくかったのが、スポーツ用品売り場、それもスポーツ系シューズ。
メーカーがこぞって機能を訴えてくるんだけど、それがどう結果に結びつくのかが全く語られていない!お客さんに説明できない!
お客さんも自分で選ぶことに匙を投げてて「一番性能の良いやつをくれ」と言ってくるので、どう結論づけるか非常に難しかった。まぁ謎解きみたいで楽しかったけど。
メーカー側の「たくさんあるライバルの中から自分を選んでもらおう」と。
購入者側の「たくさんある中からひとつ選ぼう」。
この心理戦ともいうべきシビアな攻防戦の間に入ることは、デザインをやる人の醍醐味だと思う。
マーケッターの人たちは「数を売ってなんぼ」の考え方だと思うので、そこが微妙に違うとこだと思う。
「求められる結果が」「正しく伝わるように」デザインというものを考えたいところですね。

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