畑のビルが建つ街、未来型農地のデザイン


未来の建築を語るサイトが見ていて面白い。
■FORWARD THINKING ARCHITECTURE
http://www.forwardthinkingarchitecture.com/
まず目に付くのは、ページ遷移しないというその構造。
サイトが巨大な1枚のページになっていて、縦横にスクロールするんですよねね。なんか不思議。
このサイトでは、未来のアーキテクチャ、すなわち都市景観や建築の未来のコンセプトが描かれています。
こんな未来があれば待ち遠しいな、という世界観がたっぷり。


まず目に付く一番左側。「3x1」というプロジェクト。
これは、季節によって姿を変えるという造園。普段は歴史博物館。熱い時は鏡のような水面に飛行機墜落犠牲者の名前を刻むモニュメントに。寒い季節にはアイススケートリンクに。
その2つ隣は、シンガポールの未来の農場の姿。
農地はだだっ広い場所を占有するのではなく、ビルのような階層構造に。
太陽の光をたっぷり浴びることができることに加え天候条件に左右されにくいという土地問題を解決するというデザインなのだけど。
なんとこれは土地特有の「温暖化」に対する解決のデザインになっています。
つまり、この緑のタワーになっている未来型農地を的確に配置することで快適な環境を提供する上、そのまま都市に住む住民の食糧供給になるライフラインになるというもの。
都市に住む人口がリアルタイムに計算され、必要な量だけ自動的に育てられ生産されることで、都市型の自給自足を可能にするというのです。
これは壮大なプロジェクトのうえ、生活を一変させるポテンシャルを持っているデザインだと思います。
まだコンセプトでシンガポールを題材にしているというだけですけど、日本だとどの都市あたりがやりそうかなぁと夢見てしまいますね。

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