ウチはファミリー向けに設計していない家なので、壁や仕切りが少なく、立体的にオープンな構造です。
エアコンが各部屋に設置はされているのですが、吹き抜けだの壁くり抜きだのスキップフロアだのがあり、閉鎖的でない分、エアコンの冷気が逃げてしまうような作りになっています。
元々エアコンが好きでなかったこともあり、あまり部屋の設計については気にしていなかったのですが。
この夏はさすがにエアコン無しで過ごすには猛暑すぎて、この間取りでエアコンを稼働させてはいたのですが。
大活躍したのは、「サーキュレーター」で、エアコン1台とこのサーキュレーターだけでかなり快適に過ごすことができました。
3階のセカンドリビングのエアコンを稼働させ、シーリングファンとサーキュレーターで冷気を1部屋ではなく、敢えて家中に送るようにすることで、温度が均一に近くなり、かなりの快適さ。
1部屋だけだと廊下に出た際に熱気でイラっとするのですが、それもないし。
エアコン点けっぱなしだと電力が、って心配する人もいると思うけど、一条の「夢の家」システムだと太陽光発電の恩恵によってあまり気にしなくていいという。夏の暑い日は太陽光が強く差している時などで、そのエネルギーを使うというのは良い感じですね。
サーキュレーター=無印最強伝説、と言われるほど、無印良品のサーキュレーターの出来が良く、僕も夏はこのサーキュレーターを相棒に乗りきった感があります。乗り切ったというか、まだ普通に暑い日が続くけど。
サーキュレーターと扇風機の違いから説明していくと、サーキュレーターは「送風機」。
空気を押し出して室内の空気に対流を起こし、空気を循環させることを目的としています。
使い方のイメージだと、扇風機が自分の身体に風を当て、サーキュレーターは室内の何もない空間に風を当てるようなイメージです。
■サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ)・ホワイト 型番:AT‐CF26R‐W | 無印良品ネットストア(公式)
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548076319948
サーキュレーターの実際の使い方は、公式サイトに掲載されている内容が詳しいです。
夏場は帰宅後に部屋の中が蒸し蒸ししていると思うのですが、この熱気を窓の外に一気に放出してしまうことで、短時間で涼しくできる他、エアコンの電気代の節約にもなります。エアコンが一番電気を使うのは設定温度と室内温度に差がある時なので、あらかじめ温度を下げることでエコになります。
この熱放出の仕組みは、自動車なんかでも体感できます。
炎天下に駐車していた車内はすごく熱気がありエアコンで温度がなかなか下がりにくいですが、窓を開けて風を入れ熱気を外に出すことで温度が下がり、エアコンが効くようになります。
ちなみにサーキュレーターは夏場だけでなく冬場の暖房の効率を上げるのにも使えますし、1年中活躍の場があります。全館床暖房システムだと輻射熱による暖房なので効果が感じられないようにも思いますが、「空気が流れている」という感覚は、空間の錯覚なのか圧迫感がなくなる気がして、快適に思えます。
最低風量だと全く音がしないのですがそれでも空気は流れているので、かなり快適さが違います。
購入する時まで知らなかったのですが、大きめのものが新型で、小さめのものが旧型らしいです。
僕は大型の方を購入。どうせ千円ぐらいしか違わないなら、大きい方が大容量の風が遅れて良いかなと。
小型の方が場所をとらないので良い、という評価もあるようです。
背面にトグルスイッチがあって、弱・中・強の3段階に切り替えができます。
この構造でお気づきの通り、DCモーターではなく、AC の方です。DC なら最強だったのだけど。
サーキュレーターは、雨の日に洗濯物を乾かす時などに使えます。
室内に干して風を当てているだけで、すぐ乾きます。メチャクチャ便利。
おそらく無印良品は設計までしてなく外部委託だと思うのですが、このサーキュレーターはデザイン設計的にもよくできているなぁと感じさせる細部の造りがあります。
分解していじり回したくなるような、ツールとしての便利さと科学技術の粋ともいえる形状のパーツや素材がそこら中にあり、まじまじと見ていると研究心でワクワクしてきます。
コメント