Brinno タイムラプスカメラ(定点観測用カメラ) TLC200 レビュー


現在のネットの主流は昔と大分変ってきています。
「インスタ映え」という言葉の流行に表されるInstagram の台頭=1枚の引きの強い写真による表現。
コンテンツそのものだけでなく、検索の仕方も動画での検索へとシフトしています。
動画での検索というのは理にかなっていて、例えば「オムレツの作り方」を検索したい時に大量の画像とテキストのページを検索するより、動画で見た方が分かりやすいですね。新型の車を調べたいなと思った時も、いろんな角度から確認できる動画の方が見やすいと言えます。スマホで調べようと思っても、ひたすらスクロールしないといけない画面より動画を眺めているだけの方がいいですね。今後は企業でも動画コンテンツの準備をする必要があると思います。
そんなわけで動画コンテンツを新たに用意しようとなり、タイムラプスの準備を始めました。
タイムラプスとは、意図的にコマ数を落とした動画、もっとわかりやすく言うと静止画をつなぎ合わせて、パラパラ漫画のようにかくかくと動かす動画のように見せるものです。

静止画をつないで、動画に見せるものを特に「タイムラプス」写真(Time-lapse photography)という。例えば、スカイツリーの工事中の様子を定期的に撮って動画にした作品等があり、動画共有サービス等で公開されている。タイムラプスの中で、長い距離にわたる視点の移動が行われるものをハイパーラプスという。

~Wikipediaより

市販のものでもタイムラプスを実現できる機能のあるカメラは多く、僕の所持しているものの中では GoPro がそうです。4Kなのでとてもキレイに撮影できるうえ、細かい設定もできるのでタイムラプスに向いています。
GoPro で解決なのですが・・・。
今回、会社の製品でもある「完成まで数か月かかる製品の建造の様子」をタイムラプスで撮影する企画が実現したのですが、そうすると 短時間しかもたないバッテリー駆動の GoPro だと都合が悪い。そこで「タイムラプス専用カメラ」を購入して撮影することにしました。

今回は Brinnno というメーカーのものを購入しました。いろんなグレードのものがラインナップされているのでお財布事情や目的の品質に合わせて購入できます。
1万円~2万円前後で購入できる専用カメラで、屋外で使用可能、乾電池使用のため電源コンセントの確保の必要がなく、しかも数か月の間も電池がもつという、巨大建造物の撮影にも使用できるタイムラプス用カメラです。
■brinno-Japan | タイムラプス・乾電池式防犯カメラのBrinno(ブリンノ)
http://brinno-japan.com/


外箱は英語でしたが、マニュアルは日本語のものも含まれています。

乾電池も含まれていました。すぐ使えますね。

8GB ですが、SDカードも同梱されていました。付いてないと思ったのでびっくりしました。

本体はとても軽いです。
あと明るいグリーンなので、カメラ設置後もめちゃくちゃ目立ちます。他の社員に「あのカメラは何?」とよく聞かれました。

背部はシンプルで、電源スイッチと2つの操作ボタン、そして液晶パネルです。

液晶パネルはひと昔前の携帯電話の画面のような粗さです。でもまぁ見えないことはない。

電源スイッチだけは回転させる方式で、意図的じゃない電源のON/OFFが無いように工夫されています。
乾電池を長くもたせるために、液晶画面などは省エネモードで消えてしまうのですが、この電源スイッチは物理的にON/OFFが確認できるので良いポイントです。

何秒置きに撮影できるかが細かく設定できます。さすがタイムラプス専用で、かなり細かく設定できます。

タイムラプスに特化しているだけあって、かゆいところに手が届く設定ができるところが魅力です。
工場の人が製造している時間帯である「朝9時から夕方17時まで撮影」という設定ができます。
そのため、1回設置したらカメラの電源を落としたりする必要が一切ありません。
またこの設定ができるおかげで夜間に撮影しないため電池をもたせることができるというわけですね。
カメラを触ると画角がずれてしまうので、この設定はとてもありがたい。上位機種だとワイヤレスで強引に解決するのですが、そんなことしなくてもこの機能で実現してしまえるのが良いですね。

背面の液晶画面では、どのように撮影できているかを目で確認できるのですが、数秒後にすぐ消えてしまったり壁を背面にして設置することが多いので、あまり実用的ともいえません。まぁ設定の確認用とわりきった方がいいです。
なお、カメラ下部の三脚やスタンドとの接続部分は、市販のカメラ用三脚と同じ規格のもののため、何も考えずに設置場所に合ったスタンドを購入することができます。今回は工場のスタッフが自作してくれました。こういう時メーカー勤務って柔軟で便利ですね。
実際の撮影した映像ですが・・・。
HD なので思ったよりきれいです。値段を考えたらコスパいいですね。GoPRO は 4K映像なので比べ物にならないのですが、数か月の長丁場を撮影するにはこういうカメラの方が活躍しそうだと思います。
SDカードの中に保存されるのは AVI形式で、1日1本に分割されて保存されるようです。そのため、1つの動画に編集するには動画編集ソフトが必要になります。
また、1日1本に動画ファイルが別れてくれる利点もあり、会社が稼働日でない土日(なにも動かない動画)を簡単に捨てることができます。
巨大建造物が建造されるまでの動画や、オフィスの中の様子の動画、製品ができあがるまでの動画など、アイデア次第で簡単に撮影することができます。
家が建つまで定点カメラで撮影するのも良いですね。
自宅を建てる時も、これが設置できれば良い記念になっただろうなぁ。
いろんな動画コンテンツが制作できそうなので、今から楽しみです!

デザイナーズハウス

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