遮熱ダブルハニカムスクリーンを DIY で取り付けた(ドリル最高)


これから暑いシーズンに入る準備として、西日対策で西側の窓に遮熱・遮光タイプのハニカムスクリーンを自分で取り付けてみました。
純正のハニカムスクリーンを取り付けない理由ですが、ひとつはデザイン・性能を含めて与えられた既存のものではなく自分で選んだものを付けたかったこと。そして工事日を待つとか面倒で、自分のタイミングで取り付けたかった、自分の自由を尊重したかったからです。
まぁシンプルにまとめて一言でいえば、取付費用がもったなく自分でやれば価格が安いからということですね。


購入前の一番の不安は「サイズが合わなかったらどうしよう」でした。
おそらくほとんどの方がこの理由で業者に依頼して取り付けてもらうと思うのですが、サイズさえ正確に測れば逆に失敗する理由が無いので、クリエイティブの実績と経験を積んできた身としては割と平気でいけたりします。
それでも、まずは1枚の窓からにすることにし、一番大きな窓のサイズを測り自動見積表と照らし合わせた結果、ウチの場合は窓が大きすぎるためオーダーメイドでも発注できないメーカーがあるということでした。
限られたメーカーの中から2社に絞った結果、1万円ほど価格の安かった Norman 社製のオーダーメードを購入することにしました。いろいろ計算してみた結果、小さい窓は各社で価格差が出ないのですが、窓が大きい場合は Norman がかなり安くなるみたい。
Norman は海外シェアの多いメーカーなのを知っていたので、安心して注文できました。

10日くらいで、綺麗にビニールで包まれた製品が段ボールで海外から送られてきました。海外の工場直送品なのでコストが安いようです。
既製品のように綺麗にビニールに入っているので、かなり信頼感があります。
ネジなどの部品などは、先端に梱包された小さな段ボール箱に入っていました。

箱の中には透明クリップ、金具、ネジが入っていました。ネジに関しては説明が無いので自分で判断するしかないです。

本体にセロテープで貼りついていたビニール袋には、説明書と保証書が入っていました。説明書が2セットあるのは、サイド断熱フレームをオプションで注文しているからです。

本体のサイズが合うか、窓枠に置いてみました。ぴったりです。
ちなみにフィールドワークの経験上、サイズの長さを測る時は3つの場所の長さを測り、一番短い距離を「正」とするとサイズの合う(必ず窓枠に入る)ことになります。

両面テープが付属しているので、これでブラケットを仮止めします。
ちなみにシールはめちゃくちゃ小さくて、思わず吹き出すほどでした。これで3枚ぶんで、3等分して使用します(ブラケットは3個ののため)。
うちの場合は窓が大きいのでブラケットを3個使うのですが、通常は2個で良いみたいです。

シールでぴったりと窓枠内の天井に貼り付けました。
これで位置を固定し、ネジをねじこんでいきます。
が。
一条工務店の家の窓枠、めちゃくちゃ硬い。
大の男がドライバーを回す力でも、まったく回らないほどです。挙句、最後の5mmくらいはピクリともせず、ネジ頭が出た状態で進まなくなりました。これ鉄板でも入ってるのか……。
これは僕がねじ込めないのだから人類の力では永遠にネジこめないと判断し、文明の利器「電動インパクトドライバー」を使うしかないと持ち出してみたのですが、それでも動かない。
僕は、電動インパクトドライバーさえあれば、どんなネジもすいすい入っていけるものだと勘違いしていたのですが、インパクトでもねじこめない壁というものが世の中にあるのですね。

というわけで、実家のガレージから工業用の電動ドリルを借りてきました。
ものづくり家系の優位性を、今日ほど喜んだ日はありません。僕の中に流れる血よ、ありがとう。
ドリルで下穴を開けたところ、インパクトドライバを使わなくても、通常のドライバーだけでするりとネジが通ってあっけないくらいでした。どうやら一家に一台必要なのはインパクトドライバーではなく、ドリルの方のようです。
ちなみにドリルを使ったところ、最後の最後で貫通する感覚があるので、硬い窓枠の向こう側は何もない空間のようです。
でも硬い木材ということは、ハニカムスクリーンやカーテンを取り付けても落ちにくいということなので、安心ですね!

ドリルを使えば簡単に取り付けられることが分かったので、作業はスムーズに進みます。
僕の場合、白いサッシに背をぴたりとくっつけて取り付けていますが、少し離した方が、スクリーンを外すときに楽なようです。
外すときにこの白いでっぱりにマイナスドライバーを差し込むのですが、隙間が無いと差し込みにくかったです。

無事に取り付けました。本体自体は軽いので、女性でも簡単に取り付けられます。
大変なのはブラケットを取り付ける時だけです。何度も言いますが、ドリルさえあれば簡単です。

ハニカムスクリーンをおろしてみたところ。
良いっすね。理想通り。
一条工務店の純正のハニカムスクリーンは、障子のような材質で黄色が強くほとんど黄色とも言えるのですが、Norman のは青みがかかったような真っ白です。材質は紙にコーティング加工を施したような質感。こっちのほうが見た目紙じゃないような、鉄板のような印象がありますね。

サイド断熱フレームを付けない場合、構造上仕方ないのですが、窓枠とスクリーンの間に光漏れがあります。
今回購入したハニカムスクリーンは遮熱遮光タイプなので、光漏れが分かりやすいですね。

サイド断熱スクリーンを取り付けてみました。
他メーカーのはT字型で真ん中にスリットが入ってそこにフレームが入る構造なのですが、Norman 社の場合は、ハニカムスクリーンの裏表に2枚のフレームを挟んで設置するタイプです。
どちらが良いのか分かりませんが、多少サイズが違っても設置できるのがこちらのタイプなんでしょうね。

窓を開けた時にサイド断熱フレームが残ることになるので、フレームの色は窓枠に合わせた方が目立たなくて良いかもしれません。
とりあえず(ドリルさえあれば)簡単に取り付けられることが分かったので、残りの全部屋にハニカムスクリーンを取り付けて西日対策しようと思います!
あと、白いスクリーンにしたところ、夜に室内灯の灯りがスクリーンに反射して眩しい気がするのだけど、壁にカウンターデスクを向けている人は、みんな気にならないんですかね…。環境が変わったせいで僕がそう感じるだけなんだろうか?

デザイナーズハウス

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