玄関から始まる恋もある


ウチの玄関は少々変わっていて。
外扉と内扉の2重構造になっています。
こういう設計にしたのは、理由があって、最初は「玄関を2つ」という設計だったのですが、玄関ドア1枚が25万円するという事実を知り、代わりに玄関内に施錠できるドアを設置したのです。
なんで 25 万円なのかというと、一条のドアは高気密で断熱性能の高い雪国仕様のため、高性能の断熱ドアが使用されるみたいです。国内屈指のメーカーである「三協アルミ」の製品なのですが、そのラインナップの中でも K値(熱貫流率)が K1~K2 という浜松地域ではありえない驚愕の高性能のラインナップ。
普通のドアでいいのに・・・。



御影石はキレイですね。
というわけで玄関をひとつに、その奥に内扉という設計に変更しました。
省エネで地球に優しいというより、財布に優しいですね。
この内扉の向こうはシューズクロークになっていて、脱ぎ散らかし気味の靴を隠せるようになっています。
形は様々ですが、こうして家族用と外来客用の導線が2つあるのが、最近流行の間取りみたいですね。
ウチはちょっと事情が違って、プライベート空間とゲストが入れる空間を、はっきりと分けるためにそうしています。
シューズクローク内には壁全面を靴箱にしたのですが、よく考えたら僕は靴をそんなに持っていないので、かなり無駄な造りになっています。これどうしよう。女性なら靴をたくさん持っているだろうから、かなり便利なのだけど。

玄関入ってすぐにアプローチできる部屋部分がゲスト空間。プライベート空間は施錠された扉によって守られています。
人が集まって入ってこれやすい空間をイメージした設計にしました。
玄関ホールもちょっと広めで、カフェテーブルと椅子を置けば、靴を脱がずにそのまま打ち合わせができるようにかなり大きなガラスのフィックス窓を設置して明るい空間になっています。
ちなみにゲストルームと玄関の間にある白いドアなのですが。
僕の設計だと上記のドアは無かったのです。
なのですが、周囲の「絶対寒いと思う」「玄関から丸見えじゃないの」とかの猛反対にあって、やむなくドアを付けました。
もっとオープンな空間が理想だったのに・・・。
このドアには思い入れがあって。
僕は一条のレリーフされて装飾されたドアが趣味ではないので、オプションで全面ガラスのドアか、壁の色に合う白いオリジナルのドアを希望しました。
ガラスのドアは重量の関係(耐震)で許可されなかったのですが、「大建工業」のドアをオプション扱いで取り付けることができました。
値段はドア資材だけで 11万4千円 だったので、結構な痛手だったのですが・・・。
こだわるってお金がかかりますね。

あと、玄関のところにベランダに敷きつめるウッドデッキ用木材パネルを置くと、そこでも靴が脱げてかなり便利だと発見。

一条の室内ドアは、24時間換気システムによって空気を循環させるために下部分に隙間があるのですが、ウッドデッキがその隙間に入ってドアが問題なく開くという。
ドアが土で汚れることがないので、これもラッキー。
変わった設計にした部分が多く大工さんには「初めての経験ばかりだった」と言われたけど、それなりにしっくり落ち着いてよかたです。

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