社内拠点間同士で WEB 会議を行う際の利便性を考え、WEB会議用の小型スピーカーフォンを購入しました。
大勢で会議する際にマイクを受け渡す必要が無く、またスピーカーで全員に聞こえる音量を流すことができます。マイクとスピーカーが別々だとキーンというハウリング音が出ることがありますが、こういう集音マイク+スピーカー一体型の製品なら、簡単に言うと自分がスピーカーで音を出している時にはマイクをオフにするような機能があるためハウリングがおきません。
遠隔でのWEB会議・テレビ会議には必需品ともいえますね。
支社に繋げての複数人での会議をすることが多い人は利用をおすすめします。また、遠隔地への出張が多い人は、Skype や WEB 会議を利用した営業方法にシフトすることを検討すると、交通費&宿泊費が大幅カットすることができ会社のコストカットに多大な貢献をすることができます。
パッケージはサンワサプライらしいしっかりした作り。
「2台連結」と書かれていますが、もう1台購入して繋げることで、広い会議室での運用が可能になります。
地味に良い機能で、大人数でのセミナーや多人数が参加する大会議などで使えます。
僕の場合、30人が参加する会議室で拠点同士を繋げての営業会議での使用を想定していたのでスペックが足りていないのですが、大会議室でも1台で普通に使えました(音量出力・集音とも)。
ホテルの大広間などでは当然ダメだと思うのですが、大企業の会議室などでは通常利用可能だと思われます。
裏面。機能の説明がありますが、基本は集音マイクと360度スピーカーだけのものです。
半径 5m がスペックになっているので、10m以内の部屋での利用が推奨ですね。2台連結で 15m の部屋での利用が可能ですが、そこまできたらもうテーブルを近づけて会議した方がいいと思われます。
外箱をあけたところ。
最近のパッケージは出来がいいですね。
梱包されているのは本体と説明書とUSBケーブルの3点のみです。
前面には電源スイッチと音量の大小の3つのボタンのみ。
電源スイッチはどちらかというとマイク&スピーカーのON/OFFという使い方ですね。
スイッチがONの時に青く光ります。こういう光り方はカッコいいですね。
背面には、USBの挿し口と、2台連結切り替えスイッチ、そして LAN ケーブルの挿し口です。
正直、LAN ケーブルの挿し口はどういう運用を想定しているのかが分かりません。
本体上面は全部スピーカーになっており、ロゴの部分が欠けているだけです。
全面スピーカーだからこそのコンパクトで、持ち運びも楽。会議室間を移動して設置するのも簡単なので、社内に1台用意しておけば、持ち回りで運用管理できますね。
Macbook Air との比較。大きいと言えば大きく小さいと言えば小さい。大型のマウスくらいというべきサイズ感ですかね…。
接続方法ですが、USBケーブルを PC に差し込むだけ、説明書も何もいりません。
Mac も Windows も、両方ともデバイスドライバをダウンロードする必要もありませんでした。
使ってみた感想としては、iPad のスピーカーで会議するよりは音も大きくて良いです。
社内で会議がたくさんあるような職務の人は、ぜひ利用をおすすめします。
ちなみに他社と比較したリストは以下のようなかんじ。
製品名 | メーカー | 価格 | 想定人数 | 有効範囲 | 機能 |
---|---|---|---|---|---|
PJP20UR | ヤマハ | \53,000 | 3~5人 | 3m | USB駆動、ノイズキャンセラー |
FLX UC 500 | ヤマハ | \44,000 | 6~10人 | 不明 | USB駆動 |
YVC-1000MS | ヤマハ | \96,000 | 8~40人(x5台必要) | 5m | 最高性能で、評判最高 |
MM-MC28? | サンワサプライ | \19,900 | 不明 | 5m | USB駆動 |
MM-MC35 | サンワサプライ | \29,000 | 不明 | 5m(2台で7.5m) | USB駆動 |
400-MC003 | サンワサプライ | \14,800 | 不明 | 3m | マイク分離可能 |
Jabra Speak 410 | jabra | \18,000 | 4人 | 3m | |
SP20ML | ゼンハイザー | \24,000 |
デザイン職としての感想としては、WEB会議にすることで遠隔地まで打ち合わせしに行かなくて済むので経費削減と無駄な移動時間削減にはなりますね。ただ1対多で打ち合わせをするようなディレクター型の人の場合、イヤホンをしての会議をするので当然必要ありません。
マーケティング会議・営業会議・企画会議など多人数参加での WEB会議の場合は威力を発揮しますね。とくに専用の遠隔会議システムが常備されていないような、通常の会議室ばかりの企業には、こういうコンパクトな設備は収納も移動も楽です。
市場に出ている同じような製品を比較した場合、ヤマハ製のものが性能が良いとクチコミ評価も高かったです。特に YVC-1000MS など高価なものはやっぱり大絶賛されていました。
複数台接続できるものは、YVC-1000MS もそうなのですが、YVC-1000用拡張マイクは1つ2万4千円(Amazon)という価格だったので、現実性はないですね。
ということで、コストと性能のバランスからサンワサプライの「MM-MC35」をWEB会議で使うスピーカーマイクにはお勧めします。
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