お家プロジェクトの最重要課題、スマートハウス(スマート住宅)化。
スマートハウスという言い方ですが、ネット住宅とか、インテリジェントハウスとか、IT住宅とも呼ばれているみたいですが、簡単に言えば外出先から照明やエアコンやAV機器などの室内環境を制御するというものです。
キムタクがタマホームのCMで、スマホに向かって「シャッター閉めて」「テレビ付けて」と喋ると、音声認識されてスイッチがON/OFFされる、というのをやっていますが、あれ便利だし恰好いいですよね。
■タマホームSPECIAL SITE TV-CM「スマホで篇(はじまる)
http://www.tamahome.jp/special/tvcm/cm12b.html
現実にこのような自宅のオートメーション化をしようとすると、LAN接続された家電が必要だったり常時接続(もしくは固定IP)やセキュリティを考えないといけないので、割と高価になると思います。
エアコンだけなら、ダイキンとかのメーカーは外部からコントロールできる機能があるものが標準化されてきたみたいですね。オプションの無線LANアクセスポイント部品をエアコンの数だけ取り付けしないといけないのみたいですが。
ただ全ての家電をこのために買い替えるとなると、さすがにお金がかかりすぎ。
だけど実は、1万円程度の投資で、この「外出先から」「ほとんどの家電を」「音声入力でコントロール」するというのが実現できたりします。
それが、「iRemocon(アイリモコン)」。
■iRemoconトップページ
http://i-remocon.com/
家電の方を買い替える必要はなく、この iRemocon なる機械を1台、購入します。
複数の部屋があるなら、複数台購入すれば、部屋ごとにコントロールすることもできます。
使用するためのネットワーク図は、こんなイメージ。
iRemocon は簡単に言ってしまえば、テレビやエアコンやビデオを操作するためにそれぞれ別のリモコンを使っていると思うのですが、それを全てのリモコンの役割を担う、司令塔のような機械です。
リモコンの仕組みですが赤外線を使って信号を送っているのですが、その信号パターンを iRemocon が持っていて、同じ赤外線信号パターンを発射することで、対象の機械を動かすという単純な仕組みです。
難しい設定は必要なく、はじめから iRemocon の中に各メーカーのリモコンが記憶されているので、自宅で使っているテレビのメーカーなどを選ぶだけで、面倒な設定が必要ないという簡単操作です。
気を付けないといけないのは、iRemocon は普通の家庭用コンセントから電源をとること、そして無線ではなく有線LANで接続しないといけないこと。実家などに住んでいて無線 Wi-Fi ルーター等を使って、ケーブルをひっぱりこむことなく自分の部屋にインターネットを楽しんでいる人は、別にアクセスポイント等を利用して有線でインターネットに接続できる環境にする必要があります。
マンション住まいなど、1人部屋の人は、わりと何も考えなくていいですね。
最近のルーターであれば、勝手にポートを開けてくれる設定をしてくれるはずなので、セキュリティ設定に関しても知識が必要ないと思います。
箱はわりと小さ目。DVDくらいでしょうか。
かなり軽いです。
製品を説明するために「スマートフォン家電コントローラー」という名称を使用していますね。
外出先からコントロールする他、室内からももちろん家中の家電を操作することができるので、リモコンを別々にたくさん使う必要がなくなります。リモコンがどこにあるか分からなくなったり、突然電池切れしたり、どのリモコンか分からなくなったりとかもなくなります。地味にこのへん便利になります。片づけるのにも役立ちますね。
箱オープン。
説明書2枚と、本体とケーブル類という簡単な構成。
説明書はカラーのものが入っていますが、ほとんど読むことなく終わりました。
スマートフォンにアプリをインストールして設定するので、アプリの画面に順番に設定するための説明が出ますので、あんまりマニュアルが必要ないのです。
約款はネット上で確認。
開封すると分かるように、裏がはがれて開封済みの跡が残るシールになっています。
こういう機械にはあんまり LAN ケーブルが付属しているのも少ないと思うのですが、白色のストレートLANケーブルが同梱されていました。
長さは1メートルくらい。
ACアダプタ。軽いです。
商品電力はテレビの待機電力ぐらいっぽい。
背面。LANケーブルとACアダプタを接続すれば、起動します。
特に電源スイッチとかはありません。
I/Fコネクタが見えますね。
開発者用にコマンドと仕様などが公開されているので、自分で独自アプリを作って遊べるようになっているためみたい。
クリエイターにとっては面白いツールです。
■開発者向け情報
http://i-remocon.com/development/
これが本体。この写真は、上部に保護シールを貼ってあるので黒い部分に膜が貼ってあるように見えています。
本体の上部の黒い部分は、リモコンの発信部と受光部になっていて、ここから赤外線を室内に放射します。
少し角度が付いているのは、部屋の上部に設置されているエアコンや、室内の隅にあるテレビの受光部に効率的に赤外線を届かせるための技術的な角度みたい。
赤外線はかなり強力なものなので、部屋の隅々に届く他、壁に反射して室内を網羅するようになってるそうです。特に白い壁が効果的みたい。
なので、置く場所をあまり考えずにテレビやエアコンを操作することができます。
スマホやタブレットから、全て操作する
あと、本体にスイッチ類は無いので、全てスマホやタブレットにインストールしたアプリで設定をします。
この手の機械だと、WEBブラウザから設定する機能もありそうですが、これにはありません。アプリ形式で配布されたものなので、スマホかタブレットじゃないとそもそもインストールができません。
iPhone / iPad 用 ver.2(旧バージョンはこちら)
Android 用
なお、iPhone/iPad版の音声認識機能は、月額300円という超強気設定の有料機能です。Apple派、涙目。
全てのライブラリがオープンな Android に比べて、iOS 系は音声認識するには有料の API しかないっぽいのでこの値段設定になっているっぽいですね。
なので、音声入力で家電をコントロールしたい人は、Android のスマホを持っていた方が無料で使えてお得です。
iPhone ってクリエイター的にどうなんでしょうね。
あと、GPS機能として、位置情報に紐づいてスイッチをON/OFFする機能も用意されていて、これも iOS は有料です。
この機能は、例えば、自宅近くまで来たら電灯を ON にするなどすることができるものです。
アプリの画面は、デフォルトなら、こんな感じ。
「デフォルトなら」というところがミソで、いろんなデザインのインターフェイスが用意されている他、自分で配置やボタン画像などを好きにいじることができる「UIデザイナー」という機能が用意されています! クリエイター狂喜!
なんでこんなにクリエイターに優しい機能が満載なのかよくわからないのですが、かなり自由度があります。
自宅のAV機器のボリュームに応じて、もしくはよく使う機能を並べるなどで、自由自在にリモコンのデザインができるのは嬉しいですね。UX設計デザイナーにはかなり嬉しいです。
もちろん、iPad 用の大きめの UI 画面も用意もされているので、タブレットの人にも安心。
僕は、iPad にもアプリをインストールしているので、寝る前に寝ころんだまま、電灯を OFF にしたりエアコンやテレビのスイッチを切ったりできています。
iPad を抱えたまま部屋間を移動していれば、これから移動する前の部屋のエアコンのスイッチを入れることもできて、すごく便利!
外出先からの自宅の機器のコントロールですが、iRemocon が専用サーバを用意してくれているので、そこを経由することで、何も考えずにそのまま接続できます。固定IP とか考える必要もありません。
ちなみに iRemocon の型番は「IRM-01L」なのですが、「IRM-01LE8」という型番も存在します。
この「LE8」が付く型番ですが、家電量販店の「エディオン」の独自バージョンで、リモコン画面が追加されただけの全く同じ仕様のようです。
?一般の市販モデル(型番:IRM01L)をベースに仕様追加したエディオンオリジナルモデル! IRM-01LE8はオリジナル仕様としてリモコン画面オリジナルページを追加しています。
Amazon 商品説明より
実は僕が購入したのは「LE8」の方なのですが、パッケージも全く同じでした。
この、LE8 は、なぜか半額以下の 9,800円で購入できます。
・・・と思ったら、今見たらちょと値上がりしてる。
エディオンのネットショップだと、今は¥16,800 みたいですね。
Amazon だと、送料別で¥14,800 みたい。
iRemocon(アイリモコン) IRM-01LE8 エディオンオリジナル
なんか良いタイミングで購入できちゃったっぽい。かなり良い買い物でした!
ガジェット好きで、スマートな生活をしたい人向きの記事
コメント