全サポートが終了した Windows7 の対応に企業内の IT 部門が終われていた時期に、海外では新エンジンを搭載した Edge が 1/16 から提供開始されました。アイコンが立体的に変わって分かりやすいので、いつ入れ替わるのかなと思っていたら、日本では未だ提供しないとのこと。日本マイクロソフトの発表によると、日本での提供開始は4月1日以降なのだそうです。理由は、
「確定申告の影響を考慮したため」
国税庁などのサイトで、IEでしか動かないなどの不具合があった場合の被害を考慮して、Windows Updateでの自動アップデートを延期したみたいですね。
ブラウザのシェア率では、モダンブラウザと呼ばれる数多の次世代ブラウザが登場しても、IE が Edge に刷新されても、それでも IE のシェア率は高いのだそうです。面白いのは、なんなら Edge より IE の方がシェア率が高い。
背景には大企業などで、IE を前提とした IT統制が行われていたり、前述の IE でしか動かないシステムがあったりしたから。
確かに企業内で作られたIE専用サイトだったり、申請手続きに IE を指定してくるサイトとかありますね。
システムの人が働いている様子を見ていると、確かに「全ブラウザでの挙動保証とかしないでしょw」みたいなとこあったので、企業内でのコストと納期を考えると、そんなもんだと思うし、むしろ正解だと思いますが。
とにかくそんな理由で、令和な時代でも IE の脅威のシェア率という世界を築き上げてしまったようです。
新しい Edge は「Chromium」ベースなので、これでシェアのほとんどが Chrome 一派のような感じになり、いよいよブラウザ戦争も終結に向かっている気配がしています。
「Chrome リモートデスクトップ」のような便利な(そして少し恐ろしい)技術もあるし、楽しみなブラウザでもあります。
確定申告などしない、という人には手動で新しい Edge ブラウザをインストールすることもできます。
■Download New Microsoft Edge Browser | Microsoft
http://www.microsoftedge.com
インストールから設定画面まで、すべて正しく日本語になっています。
設定画面は Cookie 情勢なども考慮して分かりやすく改良されていますね。状況も表示されるので安心だし。
僕的に一番大きな変化は、URL欄の先頭にあるアイコンからショートカット作れる機能。
これ他のブラウザではできるのですが、Edge だけできなかったんですよね…。僕は作業中などに見かけた情報をショートカットにしてデスクトップに保存して置いて、時間ある時にあとでまとめて見るというような仕事の仕方をするので、これが地味に嬉しい。
Chromecast へのキャストボタンも搭載してくれないかなぁ。会議とかプレゼンで便利なんだよなぁさすがに無理だろうなぁ。
機能も従来のモダンブラウザのいいとこどりみたいなの多いし、しばらくメインブラウザで使ってみるつもり。
あと、これ書いてて思ったけど、この〇〇〇〇の投稿画面の URL リンク挿入ボタンは旧 Edge だと3連コピペみたいになって正しく動いていなくて、誰も指摘しないのかよ使ってないのかよと思ってたけど、新 Edge だと当たり前ですが動きますね。
(参考)IEレガシーWeb救済の決定版!? 最新Microsoft Edge「IEモード」の実力検証 (1/2):Windows 10 The Latest – @IT
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2001/30/news020.html
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