延期に次ぐ延期だった「閃光のハサウェイ」をようやく映画館で観てきました。
鑑賞券の半券があれば、その場で Blue-ray ディスクが購入できて自宅で観られるというビジネスの意味がよくわかってないけど、とりあえずディスクも購入(まだ観直してないけど)。
映画館はほとんど満席で、1席ごとに空けるのかと思ったら普通にそのまま座ることができて、なんか不思議。
ポップコーンも食べられるし、飲食店の人たちが努力している姿はなんなんだろうと、なんだかやるせない気持ちにもなった。
映画の方は、原作を数年前に読んでるのでストーリーが分かってることもあって、正直期待してなかったんだけど(原作を読んでも面白いと思わなかったこともある)。
映像を見るとすごい美しくて、MS が市街戦を行っていて、その足元を主人公が逃げ惑うシーンでは、巨大な MS の迫力とか、ちょっと動くと建物の破片が轟音とともに飛んできたりとか、ビームの熱戦が降り注ぐ危ないとか、リアルに MS あったらこんな怖いんだと思わずにいられないシーンもあって、すごいのめりこんでしまった。
クスィーガンダムが登場するシーンもヒーローが登場するかのような高揚感があったし、ガンダム同士の戦闘は恐竜が戦い合っているかのような重厚さもあり、昨今の発信後にくるくる回って決めポーズをとって飛んでいくとかそういうガンダムじゃないのは個人的に好き。
そして何が言いたいのかよく分からない話も、通常運転で好き。
ハサウェイは、腐敗した連邦政府を粛正するという名目で、高官を暗殺するなど絵に描いたような悪人でのテロ行為を行っているという設定で、そんな感情移入ができない主人公が今後どのように描かれていくかも気になる。
テロ行為で一般市民に被害が出ている描写は、今までのシリーズでもあまり掘り下げられたことはないので、納得するような形で描いてほしいなぁ。
ガンダムが「人類の革新」をテーマにしているなら、対話もしないで直に暗殺しているハサウェイはテーマに沿わないことになるのだけど…。でも「逆襲のシャア」で好きな女の子が死んだ腹いせに味方を撃墜までしているし、かなり人として壊れてはいるんだけど。心理描写とかエグいくらい見てみたい。
終末、もういっかい Blue-ray で見直すの楽しみ。
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