この奇妙な絵、実は日本地図です。
見慣れた日本地図と全然違うのは、この地図は「距離」という概念ではなく、「時間」の概念で描かれているからです。
つまり、新幹線の駅で結ばれた土地は接近しており、交通の便が悪いところは中心から遠く離れているということになります。
この「時間軸変形地図」は、1970年代にグラフィックデザイナーの杉浦 康平(すぎうら こうへい)さんによって生み出されました。
■杉浦康平 – Wikipedia
初めてこの地図を見た時は、かなりのショックを受けたことを覚えています。
地図って地形や道筋などを形にしたものなのに、まさか別の概念で地図を表現してくるなんて!
発想が凄いというレベルではなく、見たままをそのまま表現するのではなく、ちゃんとしたイメージによるものだということが、衝撃を与えるところだったと思います。
今でも情報デザインの優れた例として挙げられるこの「時間軸変形地図」は、デザイナーの杉浦さんのかっこよさと相まって、今でも僕のリスペクト&お気に入りの一つです。
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