ナビゲーションはグローバルナビゲーションだけじゃない

新幹線や飛行機の中で、あなたはどうやって時間を潰す?
レストランで注文した料理がくるまでの時間は?
(目の前にいるのが可憐な女の子なら話は別だ)
「移動する間」という時間は非常につまらなく、待たされる時間というものはイライラするもの。
ページからページへの移動するナビゲーションというものは、それだけデリケートな問題を含んでいると思う。
webで慣例化されているナビゲーション構造(ユーザーインターフェース)は言うまでもなく「グローバルナビゲーション」。
最上位レベルの構造の反映(サイト全体像)と現在位置、ワンクリックでの移動可能、共通する操作方法。恩恵は充分。この手法を使っておけば、ド素人でも天才デザイナになれる、そんなかんじ。考えなくていいから楽だぜ!
ところでグローバルナビゲーション以外の手法って、みんな知ってるんでしょか。これ以外のナビゲーションの名前言える?
ほかの人から、まったく聞いたことがないんだけど・・・。
ボブ・バクスリー(Bob Baxley)は、著書「Making the Web Work: Designing Effective Web Applications」の中でナビゲーションの構造モデルに触れています。
「ハブ」「ウィザード」「ガイド」が、それ。
 ・限定された空間
 ・ユーザビリティ(初心者向きの、より自己完結型の認識性)
 ・機能の独立性
 ・目的への誘導
上記のような場合は、グローバルナビゲーションよりもハブ・アンド・スポークを利用したナビゲーションの方がいいんじゃないか? いやむしろマンセーだろ!的なことが書いてあります。ハブ・アンド・スポークに対する愛というか。
ハブ・アンド・スポークっていうのは、携帯の画面を想像してもらえば分かりやすいんだけど、あんな風に1つの画面から次の画面(スポーク)へ遷移して、そこで操作を終了し、また元の選択画面(ハブ)へ戻ってくる、というもの。
これが何故初心者向きかというと、ボタンの数という選択肢が限られているので、キャンセルしない限りユーザは目的を完結することができるというワケ。
Usermin とか、そっち系のユーザーインターフェース画面でよく見る気がする。
「ウィザード」っていうのは、スポークが複数あって選択させつつナビさせるもので、「ガイド」はハブとウィザードの混合型。Xoops のインストール画面を初めて見た時の衝撃は、「プリングルズ」のサワークリーム・アンド・オニオン味を初めて食べたときのカルチャーショックと通じるものがあるね!(逆に分かりにくい)
※「ハブアンドスポーク」って、工業デザイナだけの言葉みたい。そいえば「ドロップダウンリスト」ってシステムの人に言われて何のことかと思ったけど、あれもマイクロソフト系の開発者用語だよね(たぶん)。UIの仕様書で見た気がする。デザイナ的には「プルダウンリスト」だし。
この本「Making the Web Work: Designing Effective Web Applications」、日本語訳ないんだね。
いや、僕も読んだことないから内容知らんけど。
(聞かされたオチしか知らない)

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