目の動きに合わせてレイアウト

導線って、気にしたことありますか。
コンビニの商品の置いてある場所って、大抵同じですよね(立地条件によっても変わりますが)。
ドアから入って正面にお弁当。
入ってすぐの左手にレジ。
反対側の右手奥に飲み物。
窓際に雑誌。
雑誌の向かいに生活用品。
そこから奥の棚に向かって、文房具、保存食、お菓子、パン&サンドイッチ。
これは、お客さんが歩いて回った時のコースを考えて、こういう置き方にわざとしているのです。
シミュレーションを重ねた結果、ベストだと思われる置き方ですね。
一番売りたい商品であるお弁当を、正面の棚に置いているのは、お客さんが探さなくてもよいように一番目に入りやすいところだからです。
雑誌などが窓際に置かれているのは、立ち読み目的の客が滞在するのが外から見えるので、「人が入っている」「繁盛している」感じを出すためと、防犯目的のためです。
デザインにも、目の動き、文字を読む流れを規則化した考え方があります。
これは、活版印刷システムを完成させたヨハネス・グーテンベルク(Johannes Gensfleisch zur Laden zum Gutenberg)によって研究され実施されました。
ヨハネス・グーテンベルク – Wikipedia
最近のサイトで左上に企業ロゴがあり、ヘッダーとして左から右にメニューが並んでいるのは、この目線の動きに沿って配置されているからです。
グーテンベルグの生涯や「活版印刷の発明者」の意味・考え方などは非常に面白いので、興味があるひとは調べてみるがいいさ!

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