心理学には「傍観者効果(bystander effect)」というものがあります。
■傍観者効果 – Wikipedia
この概念を語るときに必ず引き合いに出されるのが、各種の女性暴行事件。
ほとんどが「多くの目的者がいるのに、誰も助けなかった、誰も通報しなかった」という事件です。
これらは『現代社会人の冷徹さ・無関心さ』の一言で大抵片付けられてしまうのですが、社会心理学の見解では『多くの目撃者がいたからこそ、誰も助けなかった』と言われています。
すなわち、自分が助けなくても誰かが助けるだろう。自分が通報しなくても誰かが通報するだろう、という心理が働いたことになります。
これは、ブログや口コミで広がっていく心理の逆バージョンに似ています。
この新しいコンテンツは面白い。まだ誰も知らないだろうし、まだ誰も見て無さそうだから私が紹介して、いろんな人に教えてあげよう。
クチコミで広がっていくコンテンツは、このような人の思いによって始まっているのではないでしょうか。
つまり、マーケティングの中でこの心理をつくことで、意図的に広めていくこともできるはずです。
まさかそんな人がいるとは思えないのですが、クチコミで広めたいのに自ら宣伝しなくったりメルマガ配信したり、そういうことはしちゃダメ絶対! ということですね。
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