ワシントンDC在住の技術ディレクター David Copeland さんの発表した「Guidelines for
Brutalist Web Design」という資料。
WEBエンジニア畑の人のデザイン理論ということで、そっち角度からいろいろ考えさせられますね。
■Brutalist Web Design(英語)
https://brutalist-web.design/
HTMLコードがすごいシステマチックだな。
「Brutalist」という単語は馴染みが無かったのですが「コンクリートのような冷酷で厳しい獣のような」建築様式のようです。
■ブルータリズム(brutalism)-Wikipedia
割と昔に流行した「ユーザビリティ」の考え方に近いですね。最近は「アクセシビリティ」や「グローバルデザイン」という言葉の方がどちらかというとよく聞くので、なんだか忘れ去られた言葉のようにも感じるけど。
「エンジニア視点」&「建築」というキーワードからだと「インフォメーション・アーキテクト」というデザイン用語が思い浮かびます。英語ではピンと来ない人も多いと思いますが日本語に訳すとなると僕もデザイン系で唯一資格を持っている「情報デザイン」。しかしデザインという言葉が広範囲すぎて混乱を巻き起こすのですが日本語だと「情報アーキテクチャ」という日本語になっていないカタカナ言葉の方が意味が近いです。
■情報アーキテクチャ – Wikipedia
日本では漫画・アニメからの流入なのかグラフィック系で芸術史や装飾の文様など習う人が多いようですが、諸外国だとバリバリに理系の無骨なプロダクトデザイン系が大学としては多いみたい。
日本でも21世紀あたりからインフォメーション・アーキテクトについて教える大学もあるようで今後の主流とも言われていたのですが、難しくてついていける学生が少なかったみたいですね。
あと絶対的に面白くないし。
逆にコミュニケーションデザイン視点からだとゴールは似ているのですがアプローチが違う、ということで自分のデザイン理論を考える上でもとても参考になります。WEB業界の人なら正義と感じられる理屈だし。今風に言うと「エモくない」だけですね。
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