マウスの感度を示す単位は「ミッキー」(実話)。


昔は PC の入力といったら普通はキーボード。
そんな PC に、革新的な入力デバイス「マウス」が登場したのは、1961年。
コードを尻尾にボタンを左右の耳に見立て、形状がマウスに似ていたことから命名されたと聞きます。
1行にコードを書いて改行、とタイプライターの模倣としか思われていなかった PC の概念は、ここでひっくりかえります。
タイプライターから、キャンパスへ。
GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)は、その直感的な入力方法から広く普及。
Macintosh や Windows などが家電並みに売れたことから、誰もが知っている知識となりました。
そして今、新しい入力インターフェースとして「タッチパネル」。


パソコン市場で Microsof に完敗していた Apple が、まさかの携帯電話に進出という衝撃は・・・ええと、当時それほどでもなかったような気もするけど、それでもスマートフォンという市場を作り上げたのは Apple であって、iPhone はその火付け役だったと思います。
iPhone が出るまで、おそらく全員が携帯電話は腕時計のデザインに近づくと予想していたはず。
でもケータイは、普通に箱型で、逆に昔よりも大きくなり、そして年月を重ねるたびに高価になっていくという、よく分からない進化を遂げています。
もしケータイが腕時計型に進化してたら。
工業デザイナーが、筐体に設置されたボタンの位置を必死に微調整している姿が浮かぶのですが。
現実にはゲーム機のような大型液晶画面の箱に進化し、UI デザイナーが画面レイアウトに必死になっているという。
ただあまりにもプロダクト側の技術革新が速いので、それにデザイン側の頭がついていっていない感もあるのです。
ということで、先へ先へと頭で考えるようにしているのですが、最近はタッチパネルの先にある、入力方式としての「ジェスチャー」に注目しています。
ボタンのデザインやレイアウトではなく、ここを便利に使うことで、革新的な UI を実現することができるようになると思うのですが。
僕はあまり他の事例を見て研究するより、ひたすら考えていくタイプなので、まだ何も浮かびませんけど。

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