「建築」の要素を webデザインに取り入れる。
友人がやろうとしているコンセプトなんですけど、面白いと思いました。
一昔前から言われている「バリアフリー(障害を取り除く)」という考え方は、「ユニバーサルデザイン(障害を作らない)」という考え方に根本を同じにするものですし、「アクセシビリティ(到達容易度)」は間取り、「ユーザビリティ(有効さと満足度)」と「ユーザーエクスペリエンス(満足度)」は使い勝手や居住性にそのまま繋がります。
自分が住みやすい家をイメージすることで、訪問者に使いやすさを提供するという発想は、単純思考で簡潔で、とても素敵なことだと思います。
webサイト の一番の問題は、情報量=ボリュームの視認性の悪さだと思います。
ページに訪れた人が、そのサイトにどれだけのページがあるのか、どれだけの時間をかけたら全部見て回ることができるのかを判別することは難しいです。
「時間ないので、後で見よう」とお気に入りに入れてしまう → 結局後で見ない、という行動は今までなかったでしょうか?
建築の場合、その建物に入る前に全体の俯瞰(建物の大きさ)を識別できるため、どれぐらいの距離を歩けば突き当たって戻ってこれるのかを無意識に図ることができます。
建物の大きさを把握しているので、自分が歩いた距離からフロアのどのあたりにいるのかを把握しやすいです。
web の場合、検索サイトから訪れた人は、目隠しされたまま建物の中に放り込まれた状態と同じわけで、そこから全体の規模を把握することは困難です。
入り口がどっちなのかも分からずオランダ人のように彷徨うことになると思います。
web ナビゲーションでいう、「トピックパス(パンくず)」という要素は、この状態から入り口に戻ることができるように配置されるものです。
よく「現在位置を確認させる」という言葉で説明されるため重要性を理解していない人が多いのですが、そのページの絶対的な位置ではなく、相対的な位置を示すことに意味があるのです。
曲がり角を右に曲がって行き止まりになったなら、前の曲がり角に戻って今度は左に行く、もしくはスタート地点に戻ってやりなおす。そのための道標です。
コメント
WEBデザイナーらしスwww
ランキング1位は白鳥百合子がヒットしたのか?
白鳥百合子で検索しても、このブログは出てきませんよ