神様、マゼンタ様。印刷物が鮮やかな黄色になりますように。


紙媒体デザインの場合、悩みどころは印刷物の発色。
普通はカンプをもらえれば対策もとれるのですが、格安のネット印刷の場合は結構値段も時間もかかってしまうので逆にうまくいきません。
色校正をしてくれるところは逆に印刷代が高価になるので、費用対効果を考えてどの印刷会社に入稿するかが判断すべき大事なところですね。


紙質によってもインクの乗り方が違うので、紙の種類(+厚さ)と特性を把握するのも大事な仕事。経験が左右する部分なので、過去の成果物と印刷会社を結び付け、社内の部署内で情報共有することでノウハウを蓄積していくことができます。
上記の2点ができていれば、後は経験則と野生のカンでなんとかしていくしかありませんね。
手元の成果物では「紙の流れ目」を読むことも大事なのですが、なかなか目で追えないかと思います。
その場合、デジカメでマクロ撮影すると紙目が写るので、把握しやすいです。
WEB系デザインに慣れていると赤系の発色が難しいかとも思います(色数に差がありすぎるので)。
モニタをキャリブレーションしていないと、複数環境でも色味が違って見えるのでさらに難易度高いかと思います。
昔の Adobe は、Windows と Mac の色の違いをシミュレーションする機能までありましたね。
黄色の場合、青みを入れるか赤みを入れるかがあるのですが。
背景に黄色を大きく使いたい場合は鮮やかに、文字などの場合はくすんだ色で使う場合が多いと思います。
特色でないかぎり蛍光色を選ぶことはないのですが、今回は黄色で苦労。
なるべく鮮やかにするために最終的にはマゼンタを足して近づけることになりました。

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