まだあまり浸透はしていないのですが、僕の周囲だけではアツい「経済産業省・特許庁によるデザイン」なのですが、その一環として 8月に公開された「経営デザインシート」がじわじわとブームになっています。
デザイン・シンキングという概念があるように、経営者がデザイナーの考え方を導入して価値創造し競合に対する競争力を身に着け健全な経営をしていくというのが理想のひとつ。日本では経営者としての才覚が育ちにくいらしく、イノベーションを起こす企業が海外に比べて少ないというのが現状らしいです。
経営者が育ちにくい問題は巷でよく語られるのですが、逆視点から「ビジネスのできるデザイナー」が少ないという問題も実ははらんでいます。
デザイナーにとってもこの問題は他人ごとではないです。
デザイン=お絵かきという概念になっているお国柄なのかもしれないですが、お絵かきする側のコミュニケーション能力の欠如からビジネスとしての対話が苦手、もしくは苦手なことから逃げていた結果お絵かきに辿り着きそれが仕事になってしまったという人が多いという背景がリアルなのかもしれないですね。
下記ページでは経営をデザインするためのツールとして「経営デザインシート」がダウンロードできるようになっています。
活用次第でビジネスを意識したデザイン制作が考えられると思います。
■知的財産戦略本部
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/index.html
2018/08/11
外国では企業のデザイン費用に対して国からお金の補助があったり、逆にデザイン費用を何パーセントかけないといけないという法律があったりします。ぼんやり書いているのは、何処の国だか忘れました・・・。ググれば出て来るんじゃないですか。
2018/05/24
経済産業省・特許庁が公開した「産業競争力とデザインを考える研究会」の報告書が読み応えがあります。昨日に経済産業省WEBサイトで公開された PDF の資料です。メーカー勤務のデザイナーだけでなく、経営者の方にも有用な資料となっています。オランダや台湾などいくつかの国ではデザインに対して国費が出て…
コメント