リチャード・サパー。
IBMのデザイン・コンサルタントとして30年近く活躍し、ThinkPad のデザインも手がけてる人です。
VAIO や MAC のデザインは皆カッコイイというけれど、IBMのデザインがカッコイイという人はあんまり見たことがありません。
(ちなみに iMACのデザイナーはジョナサン・アイブ-Jonathan Ive-)
サパーのデザインコンセプトは「Easy of Use」。機能美です。
apple社が『白』のブランドイメージを持っているのと同様、IBM社のイメージは『黒』。
(VAIOはチタン・マグネシウム等素材のイメージがあるけどSONYとしてのブランドカラーは無い気がする)
デザイナーは「美しいものを作りたい」という願望が強く、だからこそその仕事をしているわけなんだけれど、サパーのように単純なデザインではなく、触りやすい配置となる人間工学や合理的な機能、流行に踊らされない王道と言うか堅牢性のようなものも必要だと思う。
サパーの代表作、一流メーカー・アルテミデ社の卓上ライトTIZIO。
「読書に集中できる、邪魔をしないライト」というコンセプト。
電気コードやスプリングが無く、アームとおもりの絶妙なバランスでフレキシブルに固定できる。現代照明デザインの傑作としてニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクション(永久所蔵品)にもなっている。
amazon や楽天でも買えます。
エグゼクティブのデスク上にあるイメージがぷんぷんします。
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