数年前から、時々、思い出したかのように話題になる線を引いた絵で行う掛け算の方法。
「新しいグラフィカルな計算方法」と評価されるやり方のようなのですが、僕は不思議でした。
なぜこんな当たり前のことが「新しい」のか、と。
疑問に思って周りに聞いてみると、反応は様々。
なぜかクリエイティブ系の人が理解できて、「頭良い系」の人が理解できないという風に分類できることを把握。
たぶんこれ、頭の中で何気なく行っている計算方法というか「暗算の仕方」が違うのではないでしょうか。
この動画へのリンク:http://youtu.be/BcyU4kS-SDA
■なぜこれが日本式!? 日本人が知らない線と点を使ったかけ算の方法 : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2013/01/130121math_magic.html
僕の計算方法ですが、足し算だろうが掛け算だろうが、リンゴです。
え? ミカンでもいいですけど。
とにかく、そのリンゴの山が、「1+2」なら、1個と2個がかごの中に山積みされていくのです。
これが100個単位とか、ゼロの数が多くなればなるほど、すごい大量の果物が具現化されているのです。
即答を要求されたり引き算とか組み合わされた日には、リンゴが頭の中をすごいスピードで移動しているわけですよ。
・・・僕に計算させると可哀そうでしょ?
なので、掛け算なら、この映像と同じような手法で暗算が始まって終わっているのです。
そんな自覚。
そして、他人の頭の中は覗けないので、僕はみんな同じことやってると思ってました。
しかし、短期記憶や長期記憶といった部分、右脳や左脳などの処理部分など知るにつれ、人によってゴールにいたる脳のプロセスは多種多様で、同じ計算をさせても多種多様であることを知りました。
恐ろしいことに、計算結果を丸暗記している人もいたりで。
「1+2=3」などの計算を暗記していて、大きい数字になれば、それを組み合わせている人もいるみたい。
これを図で解こうと考えずに「そういう結果だけを暗記している」人が、冒頭の計算方法を理解できないみたい。
たぶん長期記憶が得意な人はこのような暗記を利用したシンプルで効率の良い計算方法。
短期記憶しかできない人は、頭の中のリンゴを使ったようなグラフィカルな計算方法をしているのではないでしょうか。
「そろばん」という手法を習った人は、頭の中にイメージしたそろばんを弾くというテクニックもあるみたいですが。
ちなみに冒頭の「クリエイティブ系の人が多い」は、長期記憶ができないため勉強ができないから、従事する仕事が限定されてる人が多いっぽい・・・。
興味深いのは、そんな自分自身が気づかない、「他人にとっては珍しい当たり前の方法」というのがわりとありそうというところ。
他人と話が通じない、イメージの共有ができない、そんなところにヒントがありそうな気がするのですが。
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