生活の質と価値を高めるデザイン「ウォシュレット」


今世紀で人類の生活を変えたデザインといえば、間違いなくウォシュレット。
■ウォシュレット|TOTO(公式)
http://www.toto.co.jp/products/toilet/washlet/
今みたら、去年に「機械遺産」というのに認定されているみたいですね。
機械遺産とは、機械技術の発展に貢献した機会を記念物として認定するもののようです。
「ようです」というのは、僕も初めて知った言葉だからです。
高価なワンオフの機械ならまだしも、家庭に普及する機会が認定されるのは初のようで、ウォシュレットが如何にアイデアに優れて時代にのっかったアイテムなのか分かりますね。


海外に行けば、日本の水回りというかトイレ事情の優れっぷりが嫌というほど分かります。
衛生面においても優れてるし。
日本を象徴するのは富士山とかじゃなく、トイレだと思うくらい
当たり前だと認識していたことが、実は違うということは、いろんな角度やレベルを経験してみないと分からないものですね。
ウォシュレットのメーカーといえば、世界に誇る「TOTO(本社・福岡県)」ですが、一番最初の商品は海外製の商品を仕入れて売っていただけのようです。
当時は医療品という名目で、家庭で使うというのを想定していなかったみたい。
その商品を、日本人ならではの几帳面さで「水の温度は38度!」とかお尻の位置とか研究に研究を重ねて、いまの形になったようです。
新しいデザインにはフィールドワークやトライ&エラーがつきものですが、そういう意味でもこの商品の開発は相当大変だったと思います。
それが、天才コピーライター仲畑貴志さんが手掛けたコピーによって世の中に広まっていくというサクセスストーリーは、ドラマのようで熱くなりますね。
なにより、会社と商品を愛する社員のハートが強く、強い社員によって強いクリエイティブができあがっていくというところは、尊敬すべきところだと思います。
商品開発ストーリーに関して気になる人は、以下のサイトが詳しいです。
ウォシュレット開発ストーリー【前編】 [トイレ] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/42491/
ユニバーサルデザインの広場-ウォシュレットの成長とユニバーサルデザイン
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n274/n274019.html

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