WEB サービス同士を連携し自動化するサービス「IFTTT」。有料化してからは離れて「Zapier」の方を主に使っていましたが、すぐにタスクを使い切ってしまいました。これではアカンと、オープンソースのものを探していたら、「n8n」というものが見つかり、使ってみました。
■n8n.io – Free and Open Workflow Automation Tool
https://n8n.io/
n8n がどんなサービスなのか一言で説明するのが難しいですが、公式サイトでは「ワークフロー自動化ツール」と銘打っていますね。
トップページの画像で分かる通り、数々の処理を埋め込んだノードを繋げていって、ワークフローを作るというもので、直感的に操作ができます。Zapier などと比べると、やはりプリセットとして登録されたサービスの数は少ないのですが、一番大きいのは自分で書いたコードを組み込みながらフローを流せるので、自由度が高いというところです。
Zapier や IFTTT で痒いところに手が届かないところも、自分で作ってしまえば可能なので、かなり独創的なシステムが可能です。
とくにデザイナーはコードを書くことに慣れていないので、こういうシステムがあると簡単に連携したサービスや IoT が作れたりと便利ですね。
インストールは公式サイトに書かれている通り、簡単なコマンドを打てば終わります。準備できてたら1行でインストールして3文字で実行ですね。
Node.js が必要なのでインストールします
# sudo apt install -y nodejs npm
バージョンの確認
# node -v
Node.js は最新じゃないと動かない? ので最新にします。うまく動かない人は、大抵これ。
n を組み込みます。
# sudo npm install n -g
# sudo n stable
n8n をインストールします。
# npm install n8n -g
n8n で実行。ポート5678 にアクセスします。
画面右上の「+」ボタンを押してノードを作ります。
とりいそぎ、Sansan の名刺情報を Json 形式で取得するところまで触ってみました。
無事に表示するところまで確認できました。
■Sansan API | 正確な人物情報をすべてのツールに(公式 API ドキュメント)
https://docs.ap.sansan.com/ja/api/index.html
僕のようにプログラムの勉強をしたことがない人でも、簡単に API を使った連携システムが構築できてしまいます。
このままだと、ただ json を取得しただけなので、例えば他の API にポストする処理などを作り、それぞれの四角の枠にある黒丸からラインを引き出して、ノード同士を繋げていくだけです。簡単!
あーして、こうして、といろんなサービスを組み合わせることでノンプログラムで面白いことができるので、いろいろ作ってみたいですね!
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