俺の後ろに立つな、衆人に訴える論証

美味しい店に行列ができる。
行列ができると、人がさらにそこに集まり行列を作る。
バンドワゴン効果(bandwagon effect)と言われる現象です。
※店内にバラバラにいた人達が、レジに1人が向かうと、次々に並んでレジの前に行列を作る、という不思議な深層心理の現象もありますが。。。
バンドワゴン効果 – Wikipedia


要は、人はみな「人気があるものが好き」なので、そこに追従しようとしてしまうということですね。
食事をしようと店に向かったら、店内に客が誰もいない様子で入りづらいと思ったことはないでしょうか。
でも目の前に行列のできているレストランがあると、時間がかかっても、そっちの列に並んでしまうのはないでしょうか。
或いは、「さくら」を使った「さも人気があるように」ヤラセのプロモーションの話題なども聞いたことがあると思います。
WEBの世界で見てみれば、mixi の盛況ぶりなどが、これにあたります。
mixi は SNS の先行サービスなので会員が多いため、「どうせなら多くの人とコミュニケーションしたい」と思うからこそ、その「行列」に並ぼうと会員が増えていく仕組みです。
先行サービスってステキですね(僕も作りたい)。
さて、この効果は自分たちで簡単に作ることができます。
例えば会員募集のページ。会員がたくさんいるように思わせればいいのです。
セミナー募集であれば、沢山の人がセミナーを受講している写真。「たくさん受講している人が多い人気のセキナーなんだな、と思わせることができます。
ECショップであれば、「ランキング」。売れている商品を順番に掲載するコンテンツを作ります。
これは、購入者がどれを買ったら良いか迷った時に「一番売れている商品にすれば間違いないだろう」と考えるので、特に初心者などの購入を後押しすることができます。
僕もスポーツショップでアルバイトしてる時に、壁一面にこれでもか!と並べられ、各メーカーが技術の粋を注ぎ込んだ最新式ジョギングシューズのラインナップを前にしたお客さんに何回も聞かれました。
 「一番売れている靴はどれ? それでいいんだけど」

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