(C)NTT InterCommunication Center [ICC]
新宿に「NTTインターコミュニケーション・センター」、通称「ICC」という美術館があります。
多くの美術館が絵画や彫刻を扱うのに対し、ICC が扱う美術品とは、メディアアート。
メディアアートとは、ビデオやコンピュータ、インターネット技術などを用いた、新技術で構成される新しいメディアの芸術。
要は比較的新しい文化というか現代アートの類を扱っています。
テーマは「コミュニケーション」で、科学技術と芸術社会の対話を促進し、豊かな未来文化を創造するための文化施設とのことです。
映像作品やメディアアート作品の展示というのが、これからの通信事業の歴史を物語っていくというか。
NTTという日本の電話事業を手掛ける企業のコンセプトらしいといえば、らしいですね。
そんな ICC で来月から開催されるのが、
「ライゾマティクス inspired by Perfume」。
テクノポップユニットPerfume(パフューム)の舞台演出や MV を手掛けるクリエイティブチーム「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」の関わってきた数多くのプロジェクト実績を展覧会にしたもの。
最先端メディアによる演出術にフォーカスした展覧会としても、初めてではないでしょうか。
展覧内容は、下記の通り。
・Perfumeのミュージック・ヴィデオや舞台で実際に使用した衣装や装置
・通常表舞台には出てこない開発ツール
・3Dスキャン・データで作られたPerfumeの3Dモデル(縮尺9/10)
・「Perfume “Global Site Project”」*
ほか
Perfumeの3Dモデルなんかは、3Dプリンタ用に無料配布されているので見たことあると思うのですが、装置や開発ツールなんかは、かなり興味あるものですよね。
特に開発ツールに関しては、オープンソースのものを利用するなどしているはずなので、会得できるものであれば、そのキッカケにはしたいです。
プロジェクション・マッピングやシネプリントなど、映像技術やウェアラブルコンピューティングを利用したメディア広告も多くなってきていて、クリエイターとしては今後抑えなければいけない分野なので、刺激を受けたいですね。
(関連記事)
■rhizomatiks | ライゾマティクス | Interactive Design Office | PUBLIC-IMAGE.ORG
http://public-image.org/interview/2009/03/04/rhizomatiks-2.html
■ICC ONLINE | プレスリリース | 2013年|ライゾマティクス inspired by Perfume
http://www.ntticc.or.jp/Press/2013/8/0809_01_j.html
あと、今月末までやってる「ICC キッズ・プログラム 2013 もの みる うごく AR美術館 赤松正行+ARARTプロジェクト」も面白い内容。
(C)NTT InterCommunication Center [ICC]
これは、AR技術を使った作品の展示会で、「もうひとつの現実を見る」という面白い企画展です。
AR はもともと作品の詳細情報などを閲覧させるために導入される展示会もあったのですが、AR そのものの作品展というのは、過去になかったのではないでしょうか。
ターゲットが子供向きになっているのが残念ですが、非常に興味深いですね。
■メディアアートに興味がある人が気になる記事
コメント
はじめまして!
コメントありがとうございます♪
わぁ~(>_<)☆
そんなこと言ってもらえて
すっごく嬉しいです☆☆
これからも更新頑張るので
よかったら見てってください(*^_^*)♪
こちらにコメントありがとうございます!
ガンガン見させていただきます!