(C)KYOTO AQUARIUM
世間一般では、夏休みの季節。
お子様を連れてどこに行こうかな、と画策しているお父さんお母さんも多いかと思います。
そんな悩める子羊にデザイナー視点からのおすすめスポット。
それは「京都水族館」。2012年3月に開業したばかりの、新しい水族館です。
水族館というコンテンツ自体なら、僕は大阪にある「海遊館」が一番好きなのですが・・・。
京都水族館の何が凄いかというと、それは「海に面していないところにある水族館」ということなのです!
これがどんなに特別なことか実感できる方は少ないと思うのですが。
要は自然の海水を利用することができないため、人工的に海水を作らないといけないということなのです!
内陸型水族館であり、日本初の完全な人工海水利用型水族館です。
こういうコンセプトにもグッとくるものがあるのですが。
実際には、「魚は海だけじゃないよ!」と、京都市内を流れる鴨川(かもがわ)、桂川(かつらがわ)、宇治川(うじがわ)といった1級河川に住む海生生物を扱うなど、コンテンツにもぬかりがありません。
そして、水族館という施設を教育施設と考えるか、娯楽施設と考えるか、いろいろな考え方があると思うのですが。
この水族館はエンターテイメント性が強く、来館者を愉しませようとするコンテンツがたくさんです。
ただ単純に作って終わり、ということが決してなく、運営まで手を抜かないというサービス業としての特性を強く意識したものになっています。
一番注目しているのが、カフェやショップで売られているパン「すいぞくパン」。
右京区の人気店サニーサイドベーカリーが創るので味や品質はもちろん、見た目にもユニークで可愛い水棲動物の形になったパンが並んでいるのです!
■すいぞくパン | 京都水族館(公式)
http://www.kyoto-aquarium.com/shop/suizoku.html
これは欲しい・・・。
見た目のクオリティはもちろん、美味しそう!
京都水族館はこの他にも地元の企業と連携していて、例えば「男前豆腐店」(京都に本社がある)の豆乳ソフトクリームのショップがあるなど、「京都」としてのブランドの立ち位置も非常にしっかりしています。プランニングなどトータルデザインもしっかりされていますね。
そんな京都水族館。
噂ではオープンしたてのこともあり、イルカショーのイルカが芸ができておらずグダグダだったり、いろんな問題もあるらしいのですが。
来園者を愉しませたい、という想いを強く感じる施設だとのことです。
夏休みの間に行っておきたい場所ですね。
コメント